この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

2009-01-01から1年間の記事一覧

ハービー・山口 写真展 ポートレイツ・オブ・ホープ

@川崎市市民ミュージアム ハービー・山口の写真展は、80年代にも見に行った記憶がある。お題はロンドンのミュージシャンのポートレートだった。今回もその辺が展示されていて、すごーくノスタルジックな気分になってしまった。 80年代当時、ハービーさんの写…

ピロスマニ

@アテネ・フランセ文化センター 「特集 ロシア・ソビエト映画史縦断 1943-1995」にて上映。 ロシアものの映画祭では必ずと言っていい程かかるのではないかと思われる不朽の名作。なのでしょうが、熱心なロシア・ソビエト映画ファンとは言い難いので、今回初…

謎のデザイナー 小林かいちの世界

@ニューオータニ美術館 この展覧会は、「謎のデザイナー」というタイトルが利いているのかも。なんて書くといまいちな内容だったと思われるかもしれない。確かに見た直後は地味な印象を受けた。木版画は抑えた色数で刷られていて、なんだか渋い。しかし、妙…

堀内誠一 旅と絵本とデザインと

@世田谷文学館 堀内誠一の業績をまとめて見るのは今回が初めて。 まだ自宅の本棚の奥を探せば出て来そうな印刷物が、うやうやしく(?)展示されていて不思議でした。 うちは、母親が「ノンノ」派だった為、「アンアン」を自分で買ったのは1980年代に入ってから…

イングリッシュマン・イン・ニューヨーク

第18回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭にて鑑賞。私がクエンティン・クリスプの存在を知ったのは、チェリー・レッドの名コンピ、「Pillows & Prayers」(asin:B00004SC6Z)に於いてである。なんて書けるような情報強者ではなかった。やっぱりこの映画のタイトル…

チラシの写真を一瞬見ただけで釘付けになる。 それまでは予備知識まったくなし。 1974年8月7日に、今は亡きツインタワービル(WTC)の屋上に、不法にロープを張って綱渡りした男のドキュメンタリー映画。 これって当時ニュースにもなったんでしょうね。全然知…

パソコン上や一部現実世界では、「パスワード」という呪文で置き換わったアイテムではあるけれども、今でも殆どの人達が日常持ち歩いているもの。 そんな鍵という道具から思い出されるもの等を少し並べてみる。 とはいっても、澁澤氏のようなテーマ批評家に…

馬喰町周辺、定点観測

ART

noya op (info) 6月に、アガタ竹澤ビル1Fにgoldsmith/jewelryのお店がオープン。 以前からここにアトリエを構えていて、ガラス越しに見える中の不思議な様子を見る度に、入ってみたい!という想いが募っていたのですが、ようやく入れました。 繊細なジュエリ…

昔のファッション雑誌(その3)

今回は記憶発掘編。 マリ・クレール マリ・クレールはフランスで1937年に創刊された歴史あるファッション雑誌。でも、ここで取り上げるのは中央公論社がライセンス契約をしていた頃のマリ・クレール。更に1980年代半ば以降の数年間限定です。 なのに、手元に…

前のエントリーで80's懐古モードに突入したせいか、こういう音に反応。Robin Barstowというノルウェーのサウンド・エンジニアによる音楽プロジェクト、らしい。"Can We Leave This Place"、"Closet Dance"あたりの、このキラキラした音が何とも言えん。

昔のファッション雑誌(その2)

今回は自宅発掘編。 流行通信 今は休刊状態なのでしょうか? 巷の書店等で見かけなくなってから久しいので、取り上げてみる事にした。流行通信で思い出すのが、昔、渋谷の東急ハンズで遭遇したバックナンバーフェアの事です。確か平成が始まった頃でした。そ…

昔のファッション雑誌

昔の雑誌はどんなジャンルのものでも面白い。 今回はファッション雑誌を取り上げてみる。 セゾン・ド・ノンノ 最近古本屋で発見したので買ってみた。中は事前に見れなかったので、半ば博打打ちの気分で。 1974年10月号(画像左端) これが創刊号で、一冊丸ごと…

バロック・ファッション

コクトーの映画「美女と野獣」を見ていて目を惹くのが、野獣の館内の装飾と、役者達の衣装である。特に野獣の衣装たるや、衣紋掛けを背中にブッ刺したまま身にまとっているかの如き凄い肩幅。そりゃあ「動物」ですから、人間離れしているのは当然なんでしょ…

聴いてみた印象を大雑把且ついい加減に書いてみると、19世紀〜20世紀初頭ぐらいのちょっとアンダーグラウンドなキャバレーとかその辺の雰囲気。セピア調または初期のカラー技術でプリントされた写真を見たような。古いけれどもいつでも新しいあの世界。Odlan…

ジャン・コクトーのこと。(その2)

別に続けなくてもいいんだけど…。まあいいや。だらだらと書く。 コクトーに関しては長年無関心を装っていたので、今になって初めて知る事が多いです。 コクトーの撮った写真 一九二九年になつて、上から撮つたり、下から撮つたり、逆に撮つたりした寫眞を発…

ジャン・コクトーのこと。

何故か今頃になって読み出している。 目立たないけど、今年はコクトー生誕120年。 この辺は、最近になってはじめて読んだもの。 実はこの人の文章の類いって殆ど読んで来なかったのだ。 「占領下日記」 フランスがナチスドイツ占領下にあった1942年から、解…

ART

@ラディウム-レントゲンヴェルケラディウムは白い箱のような形状の建物で、外から中を伺い知るのはちょっと困難。なので、事前に情報を得ないで訪れる時は、まるでビックリ箱の蓋を開けるような気分で扉を開ける事になる。作品は、無数のパンチ穴が開けられ…

『[http://www.mapplethorpe-movie.jp/:title=メイプルソープとコレクター]』

邦題では知名度のあるメイプルソープの名前しか冠せられていないのだが、原題は『Black White+Gray A Portrait Of Sam Wagstaff + Robert Mapplethorpe』で、あくまでもメイプルソープのパートナーであった、サム・ワグスタッフが主役のドキュメンタリー映画…

アガタ竹澤ビル

だんだんにぎやかになってきました。 4階には東欧雑貨のお店『CEDOK(チェドック)』が。地下には武蔵美のギャラリー『gallery αM』がオープン。 更に3階にあるドイツ雑貨屋さん『マルクト』のブログによると、5月末には洋服屋さんも入るようです。 アガタの隣…

とんかつ屋と花のノートルダム

※どうでもいい書き込みなので、表面上は折り畳んでおきます。 ある日の昼下がり、1人で昼食を取ろうとしていた自分は、以前から気になっていた、いつも行列の出来ているとんかつ屋さんに並んでみる事にした。 そこはカウンター席のみで、混雑する時間帯は、…

Roy Montgomery at St Lukes

最初は静止画像なのかと思った。 姿は全く見えないけど、それもまた良し。 ひさびさのRoy Montgomeryのライヴ・パフォーマンス。 3月19日、ニュージーランドのクライストチャーチにて。 曲はSandy Bullの幻想曲。

[http://www.starnstudio.com/:title=Mike and Doug Starn]

ART

またはThe Starn Twins。 先日立ち寄った古本市で、彼らの昔の写真集に驚く程の安値がつけられていてちょっとビックリした。 確かに本の状態は良くなかったのだが…。 とはいえ、正直私もここでこの本を目にするまで、彼らの存在は脳の片隅から消えていた。 T…

[http://www.thelondonapartments.com/dead/news/archives/Signals_and_Cities_Are_Forever_is_Available_Now/:title=The London Apartments / Signals & Cities Are Forever]

TLA

おう、久しぶり。 アルバムのリリースは4年ぶりか? 不変のウィスパリング・ヴォイス。

[http://joiejoiejoie.free.fr/:title=joiejoiejoie] / Taishan Mountain

急に暖かくなったのでビックリした。 空気が温くなってくると、途端にこういう音が聴きたくなる。