2009-01-01から1年間の記事一覧
小村雪岱は大正、昭和初期にかけて美人画や新聞、雑誌等の挿絵、舞台美術等、多彩な活動で世に知られた日本画家。 埼玉県川越市出身なので、作品を所蔵する埼玉県立近代美術館では、これまでにも何度か雪岱の展覧会を開催しているが、見に行ったのは今回が初…
本日、2級「不合格」の通知が届きました。ははは、やっぱりね。 来年はどうしようかな。。。 ここに、斎藤真一氏の図録に載っていた日記からの引用を書き写しておきます。 知識知識というものが、どんなに愚かなものであろうかあなたは知らない。人は未知を…
斎藤真一の絵もまた、村山槐多の絵のように、赤の印象が強い。村山槐多はガランス(茜色)。斎藤真一は朱色。 以前、この人の展覧会を、現在休館中の東京ステーションギャラリーで見た事がある。ここの、剥き出しにされた古い赤煉瓦と、作品の赤みとが上手く響…
村山槐多は22歳という若さで夭折してしまったが、作品は東京国立近代美術館に常設展示されている事が多いので、割と見る機会には恵まれている人だと思う。それが近代日本美術の中で重要な位置にいるという証なのでしょう。しかし今回、これだけの作品を一気…
一つ前の記事を書いている時にフト思ったのですが、「ミュージシャンの何とか」とか、「有名人の何とか」って、割と気になるものなんだなーと。で、本屋さんに行くと、割とそういうシリーズものがコンスタントに出ている事に気付かされます。 今回は自分用メ…
今回のテーマにした、画家が特別出演するPVというと、思い出すのがこれ。 R.E.M./Radio Free Europe(が〜ん、音が違う!) このPVは、伝説の音楽番組「ポッパーズMTV」で初めて見ました。 司会のピーター・バラカンさんがこれをかける前に、「このPVに登場する…
名画ジャケット、続き。 今回はジョン・フォックス編。 レオナルド・ダ・ヴィンチ Europe After The Rain ※「モナリザ」の一部。 In Mysterious Waysアーティスト: John Foxx出版社/メーカー: Edsel Records UK発売日: 2008/11/04メディア: CDこの商品を含む…
この曲は、実は「歌詞に登場する画家」リストの候補として真っ先に挙がってたんだけど、特定の画家の名前が出て来ないので、入れるのは諦めました。 この曲を知ってから随分と長いのに、今まで歌詞の内容を調べようとしながらも挫折したままでした*1。何故か…
15日に美術検定を受けて来ました。略してビジケン(これじゃあビジネス検定だ)。 試験会場はお茶の水女子大学。最寄の茗荷谷駅に着いたら、受験票を手にした若い女の子達が一斉に、駅に備え付けの地図と受験票の地図とを一生懸命交互に照らし合わせていて、ち…
何だか渋谷陽一のラジオ番組あたりで特集しそうな企画だな。きっと大々的にまとまっているサイトが何処かに存在しているのでしょうが、ここでは自分の探せる範囲で見つけた曲を並べてみます。 では先ず、先頃お亡くなりになられたこの方から。 加藤和彦「あ…
ちょっと並べてみたかった。 ヒエロニムス・ボス(1450?-1516) ディープ・パープルIII(K2HD/紙ジャケット仕様)アーティスト: ディープ・パープル出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2008/07/23メディア: CD クリック: 2回この商品を含むブロ…
この前初めてここに行って来た。 見に行ったのは、内藤正敏「写真と民俗学」展。「婆バクハツ!」のあの写真(高山稲荷)に惹き寄せられるようにして足を運んだ。いやぁ凄いわ。恐らくほぼ明治生まれであろうあのお婆ちゃん達の迫力!揃いも揃って皆金歯が埋め…
前回の続き。または補足。 Talking Heads「Road To Nowhere」 行進曲調の流れに乗って行くとこの曲にたどり着いた。 この前、朝っぱらからラジオでかかっていたのを聴いたら、思わず歩調もハッスルハッスル!(死語か?)デヴィッド・バーンの「ハッ!」という掛…
タイトルは澁澤龍彦「マルジナリア(asin:4828830634)」より引用。原典はニーチェの「ツァラトゥストラ」だそうで。(未読) 澁澤氏は、 たとえば中心と周辺といったような、二元的あるいは対極的な構造を考えることを私はあまり好まない。 で、タイトルのよう…
@Foil Gallery フォイル・ギャラリーは、時間時になると隣からおいしそうなにおいが漂ってくるので、空腹時に訪れると、お腹の虫が刺激されて困るのだ。 という話は置いといて、この写真展で展示されていた驚異の風景達は、恐らく綿密な現地調査、そして時に…
他に言いようがないので、こういうタイトルになってしまいました。 最近の曲を全くチェックしていないという事がよく分かるセレクトになっております。 Glenn Branca 「Symphony No.10 Second Movement」 あーうるさい!うるさいんだけど、好き。 Felt 「Pri…
没後20年以上が経過しているのに、いまだに続々と新刊本が出るお方。それが澁澤龍彦。さすが河出文庫不滅の看板スタア。死後に刊行された著作本の数は、生前のそれを既に上回っているのではないか?よくこれだけ手を変え品を変え、色んなテーマの本が生み出さ…
@代官山UNIT ライヴの当日(3日)に日本ツアーの告知が本人のMLで届いたっていうのもどうかと思うんだけど…まあいつもの事か。去年の宣言通り、本当にバンドセットで舞い戻って来ました。ビックリ! 今回は本人の御姿がよく見えました。前回がひど過ぎたもんな…
InterFMで毎朝通勤時間に聴いていたGMGが先週で終わってしまったので、これからどうしようと思いつつ、いつも通りのチャンネルで聴き始めたら、何とピーター・バラカンさんが喋ってた! GMGの最終回でジョージが、来週から友達のピーターがどうのこうのと言…
この本は1980年代に書かれたものだけど、最近になって初めて読んだ。海野弘氏が1920年代の東京の風景を探しに、1982年の東京、時には地方を歩き回るのだが、その1982年の風景自体が既にレトロなものになっていて、今読むと二重に楽しめるという、新たな魅力…
@板橋区立美術館今年は英一蝶が三宅島へ流罪ののち御赦免になってからちょうど300年目にあたるそうで。それにちなんで開催されたというのがなんか洒落ている。 西の尾形光琳、東の英一蝶と並び称されているようですが、江戸時代の絵画にまだいまいち疎いので…
バルシュ・マンチョと読むそうな。 トルコの国民的大スタア。(故人) 今までハクションソングと言えば「ハクション大魔王」のテーマ曲しか思いつかなかったんだけど、この人の「Nane Limon Kabugu(ミントとレモンの皮)」も立派なハクションソングだわ。こ…
@神奈川県立近代美術館 鎌倉 せっかくの連休なので、ちょっと遠出して鎌倉まで行って来ました。 この展覧会では麻生三郎自身の油彩画、デッサン等と、彼の収集した画家のコレクションが並列に展示されていました。展示数はそれほど多くないのですが、画家そ…
アルゼンチンのインストバンド。 バンド紹介のコメントにもある通り、Feltがポストロックやってる感じ。 って、そのまんまやねん。 これを聴いていたら段々と80年代のナイーブなインディーバンドをまた掘り下げたくなってきました。
※週末にササッと見てきただけ。でも、どれも忘れがたい印象を残すものだった。 アガタ竹澤ビル内 宮本隆司展 「草・虫・海」 (TARO NASU) タイトルにある草と虫と海、それと鳥の写真が展示されていました。 雑草、昆虫、鳥は直接印画紙に置いて感光させたも…
「もう一回見に行くかもしれない」 と、ここに書き残しておいたので、また行ってみる事にした。 先週とはうって変わって、暑くもなく寒くもなく、どんよりと雲っていて、でも雨に降られるわけでもなく、とても快適な環境の中で見る事が出来た。 とりあえず写…
今年から「所沢ビエンナーレ美術展」というタイトルになったようです。そういえば去年も見に行ったんだっけ。去年も蒸し風呂の中で見たという印象が強かったけど、今年も炎天下の天候の中で見る羽目になってしまった。そして今年も古本まつりを覗きたかった…
直訳すれば「ブライズヘッド再訪」 現在は吉田健一訳の「ブライヅヘッドふたたび」(asin:4835442687)と、小野寺健訳の「回想のブライズヘッド」(asin:4003227727)(asin:4003227735)が出回っているのだが、今回読んだのは小野寺健訳の方。 舞台は第二次世界大…
ある日本屋さんで物色していたら、ちくま文庫版のるきさんが目に留まり、つい立ち読みしてしまった。うちに帰ってからだって読もうと思えば読めるのに、何でまた…。レイナレイナとキャラが被ってるとか?いや、被ってない被ってない…。 でも、るきさんを読ん…
TOKYO MXにて毎週土曜日PM11:22〜30に放送しているアニメ。 6月までは「おてんばルル」だった枠。という事はレイナレイナは9月末までか…。 放送時間が短いので、既に2度ほど見逃しているのですが、結構好きです。 おてんばルルもオシャレなふりして過激(確信…