2010-01-01から1年間の記事一覧
@JCIIフォトサロン・クラブ25 わりかし最近になってこの本に出会い、かなり面白かったので、展覧会があったら是非見たいと思っていたのでした。 名取洋之助(1910-1962)は、日本の報道写真家の草分け。1928年に留学のため渡独。その地ドイツで写真家としての…
北園克衛の存在を兄弟展の開催で遅ればせながら知り、その流れでようやっとこの本に辿り着いた。 現在、みすず書房の「大人の本棚」シリーズに連なっているこの本は、元々は1982年にPARCO出版から刊行されたもの。 ん?1982年PARCO出版?って事は、もしかし…
@世田谷美術館 いやぁ、良かった。1920〜30年代の日本美術に興味を持つようになってから結構長いけど、まだまだこの時代の、自分の知らないこんな凄い芸術家がいるんだという事を、まざまざと見せ付けられた展覧会だった。 兄である橋本平八(1897-1935)は伝…
麻生三郎展と鈴木清展を同時に見れるだけでもかなり濃いのに、所蔵作品展までも濃かったです。4Fは長谷川利行の特集コーナーが設けられていて、初公開作品が展示されていたりして。これ、「開運! なんでも鑑定団」で発見されたお宝だったようで。へ〜と思い…
@東京国立近代美術館 ギャラリー4 鈴木清(1943-2000)という写真家の存在は、この展覧会を見るまで知らなかった。 ただ、チラシの雰囲気に惹かれた。匂いを嗅ぎ付けたという感じか。 調べてみたら、去年開催された「‘文化’資源としての《炭鉱》展」にも、この…
@東京国立近代美術館 企画展ギャラリー 麻生三郎(1913-2000)の、没後初となる本格的な回顧展。 去年見た「麻生三郎とそのコレクション」展で展示されていたコレクション作品のチョイスがとても良くて、印象に残っていました。(id:almondeyed:20090923) しか…
たまにはこの辺で見た展覧会の事を書いておかないと、見に行った事すら忘れてしまいそうになるので、メモ。既に終了しているものが殆どです。 岩田俊彦「個展」 @レントゲンヴェルケ 最近「漆」に惹かれているので、この展覧会はタイムリーだった。 伝統的な…
今週初めてうっかりと聴いてしまったのだが、この曲が妙に印象に残ったので、とりあえずメモ。 番組内では「赤鉛筆」って言ってたから、最初は“赤鉛筆”で検索しちゃいましたよ。 それにしても、インターFMってすごいなぁ…。
去年(id:almondeyed:20091116)に引き続き、今年も日曜日に2級を受けてきました。 自己採点をしてみたら、今年もどうやらダメだったようだ。 記憶力が低下しているっていうのは去年も書いたけど、早い話、相変わらず勉強不足なのだ。 ま、半分ネタで受けてい…
LightはDave Mercerという、Flying Saucer AttackやAMP周辺で活動していた人のソロ・プロジェクトに近いもの、なのかな。 この辺をくまなくチェックしていた方々にとっては、既に懐かしい名前なのかもしれませんが、わたしは幸か不幸か、最近まで知りません…
@高田馬場AREA まさか自分がロータス・イーターズのライヴを見る事になるなんて思いも寄りませんでした。 リアルタイムでは通って来なかったし。 人生、長く生きていると、それなりに思いがけない事が起こるものです。 今回、自分の中でのメインはテレヴィジ…
ニューヨーク在住で現代アートをひたすら集め続ける老夫婦を追ったドキュメンタリー映画。来月公開。 先日森美術館で行なわれた上映会&トークセッションにて、一足お先に見てきました。 無名の個人コレクターが収集する作品っていうと、未だ一般的にはある…
@国立新美術館 「陰影」をテーマにした展覧会という事で、開催前から結構気になっていたのだが、なかなか見に行けなかった。 最初、「陰影礼讃」というタイトルから勝手に、細かく区切られた部屋で薄明かりのもとに作品を鑑賞する試みなのかとイメージしてい…
とは言っても1週間も前の話。 今月の10日は“10”が並ぶ日でしかも大安だった為、この日に結婚式を挙げるカップルが1年のうちで1番多かったんじゃないでしょうか。普段祭り事には縁遠く、辺境に生きる自分にまで招待状が回ってきて、出席してきたぐらいですか…
@練馬区立美術館 2人とも全く知らない人だったのですが、兄稲垣仲静の、「大正時代に活躍した夭折の日本画家」という煽り文句に惹かれて行ってきました。 稲垣仲静(1897-1922)の絵は、いわゆる「デロリ」の系譜だった。代表作である「太夫」の、お歯黒をむき…
@岩波ホール セラフィーヌ・ルイ(1864-1942)は、アンリ・ルソーらと共に、画商ヴィルヘルム・ウーデによって発見され、いわゆる素朴派というジャンルの確立に大きく貢献した存在。しかも1910年代当時、女性の画家はまだまだ少数派であった。 以前ここでもた…
@埼玉県立近代美術館 ジョージ・ベスト本を読んでいた時は、この展覧会ってベストが輝いていたthe swinging 60'sにジャストじゃないの!と盛り上がっていたのですが、何故か行くタイミングを逸し、気がつけば会期終了間際。サッカー熱もどこへやら…。美術館…
@神奈川県立近代美術館 葉山 浜田知明の作品は、凄惨、且つ硬質で、でもどこか醒めていて、メルヘンチックで、ユーモラスですらある。自分がこの世界観に興味を抱いてから、もう随分と長い。 浜田氏は現在92歳。何と、セツ先生と同じ1917年の生まれである。…
池袋のEchika池袋ギャラリーで、長沢節展が開催されているというので行って来ました。29日迄だそうです。おっと、危うく見逃す所だった。 ここは、ギャラリーとは言っても、Echikaの一角の壁面を解放しているだけなので、作品数は少ないです。でも、恐らく一…
神田日勝、鴨居玲と来たので、次は深井克美(1948-1978)。 鴨居玲と深井克美は、坂崎乙郎の名前を出すと急接近する。 神田日勝と深井克美は1998年に、練馬区立美術館で2人の展覧会を開催していた。残念ながらこれは見逃す。終わって1〜2年ぐらい経って、別の…
@そごう美術館 やっと、やっと鴨居玲の作品を生で見る事が出来た。 鴨居羊子はつい最近まで知らなかったけど、鴨居玲の絵だけは随分と前から知っていた。 その昔、西武ギャラリーで回顧展が開催されたのだが、ポスターを見て猛烈に気になりつつも、その時は…
帯広に行ってきた。 滞在期間が短かったので、観光地巡りは出来なかったのですが、この美術館にだけは運良く訪れる事が出来ました。 道産子を自称する者で、神田日勝(1937-1970)の絵を知らないと言う人がいたら、そいつはモグリだと断言してもいい。そういう…
@世田谷美術館 会期終了間際に行って来た。 世田谷美術館に行くのは何故か暑い季節の時が多い。今回もそう。行くだけでバテた。 なので感想は手短に。(ヲイ!) この展覧会でクローズアップされているのは19世紀のパリの風景や、田舎の自然風景の作品群で、そ…
お久しぶりです。ワールドカップ開催中は試合観戦に、かなりエネルギーを費やしておりました。4年に1度かかる病なので、終われば回復するものなんですが、いつもと違うのは、今回はサッカー関連の書籍にも少しずつ手を伸ばし始めているという事です。今迄は…
今月1日に103歳でお亡くなりになられた舞踏家の大野一雄氏への追悼文をあちこちで目にしている所だが、その中で朝日新聞6月17日付けのコラムに、大野氏が、今は休刊になってしまったハイファッション誌に登場した時の事が書かれていた。これを読んで、そうい…
@第三回爆音映画祭 爆音映画祭、第三回目にして初参加。しかしシアター2での上映なのでチケットを買う時に、 「爆音じゃないですけどよろしいですか?」 と、販売員から念を押されてしまった。 いえいえ、全然いいんですが。 既にこのようにDVDも発売されて…
最近、新譜どころか音楽もまともに聴いてなかったです。 そんな状態なので、浦島太郎的なネタを少し。 Arthur Russell / Sketch For The Face Of Helen 「First Thought Best Thought」に同タイトル曲が収録されているが、全くの別物。 バリバリのアンビエン…
@IZU PHOTO MUSEUM 最初、割引券に使われているレースの白ドレス姿の女性の写真を見た時、尋常ではない雰囲気を感じ取り、凄く気になったんだけど、場所の遠さがネックとなり、行く気が萎えていたところ、ふと本屋さんでこの展覧会のカタログを見付けて、手…
「複合回路」vol.1田口行弘展 @gallery αM 通常は「ギンギンに明るい」(田口氏談)ギャラリーの照明が、今回は極端なまでに薄暗く落とされていて、一瞬入るのに躊躇した。 最初、展示の意図がよく分からず、展示スペースの反対側にある部屋に貼られていた手…
@川崎市岡本太郎美術館 戦後、女性の下着デザインに革命を起こした一女性の足跡を辿る回顧展。 カモイヨーコってシラナカッタんだよー!つい2年ほど前まで。昔TVにも出てたんだって?全然見た事なかったよーっ!何で昔買った雑誌の細江英公特集に彼女の名前が…