この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

2018-01-01から1年間の記事一覧

今年最後に見た展覧会。

今年はもう少し更新の頻度を増やそうと思ったのだけど、後半は失速してしまった。 駒井哲郎展の感想も書けなかったしなぁ…。 仕事納めの大掃除で疲れた身体を引きずって、向かった先は『ムンク展』。 今回やって来た油彩・テンペラ画による『叫び』は、初来…

マルセル・デュシャンと日本美術

マルセル・デュシャンと日本美術 | 東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展 何でトーハクでデュシャン展なんだよ。 何で大報恩寺の快慶・定慶展とセットなんだよ。 と、ツッコミどころ満載なので見てきた。 デュシャン展は以前、瀧口修造とデ…

iPod Touch 6のバッテリーを交換した。

3年使い続けたiPod Touchだが、流石にバッテリーがへタレてきたので、お店に行って交換して貰おうとしたら、バッテリーの在庫がないので、取り寄せるのに時間がかかると言われた。 別に急いでいるわけじゃないので待っても良かったのだが、もしかして自分で…

フィリップス・コレクション展

“全員巨匠!”って確かにそうだけど、そこは三菱一号館だから、一筋縄ではない。 このチラシは、巨匠別に数ヴァージョン作られているようだ。 三菱一号館美術館では、10月17日から『フィリップス・コレクション展』が始まりました。 フィリップス・コレクショ…

another sunny day 2018 10/13高円寺HIGH (b-flower, The Laundries, For Tracy Hyde)

ひっさびさにb-flowerのライヴを見た。 ライヴというものを見る事自体が久し振りだったんだけど、思い切って行って良かった! ジャンゴレコードの松田さんが、b-flowerの八野さんは、今が一番いいと言っていたけど、ホントにそうだった! 対バンのThe Laundrie…

~生誕200年記念~幕末の北方探検家 松浦武四郎展

『北海道』の名付け親。 静嘉堂文庫美術館では、24日から松浦武四郎展が始まりました。 松浦武四郎(1817-1888)は、「幕末の北方探検家」、「北海道の名付け親」として知られている人物。 10代半ばから旅に出るようになり、蝦夷地には生涯に計6回も訪れたと…

[世界を変えた書物]展

[世界を変えた書物]展 人類の知性を辿る旅|金沢工業大学 上野の森美術館で明日まで開催の、この展覧会に行ってきた。 「本好きなら見ておくべし!」という煽り文句に釣られて、隙間時間に足を運んだのだけど、すげー知の連鎖にアップアップと溺れ続け、気…

資生堂「第12回 shiseido art egg賞」贈賞式

先日開催された、第12回shiseido art egg賞の贈賞式に参加してきました。 Shiseido art eggは、資生堂ギャラリーが2006年から始めた新進アーティストの活動を応援する公募展で、入選者には資生堂ギャラリーでの個展のチャンスが与えられる。 今年の応募総数…

絶滅危惧種。街のレコード屋さん。

最近は地方だけでなく、大都市でも急激に姿を消しつつある、個人営業のCD屋さん。 自分は近年、積極的に音楽を聴かなくなってしまい、CD屋さんという場所から遠のいているので、店舗減に加担する側の人間だ。 そんなわたしだが、奈良に行ったら是非立ち寄り…

糸のみほとけ その2

糸のみほとけ展では日本のみならず、中国、朝鮮で作られた繍仏画も出品されていた。 昨年江戸東京博物館で開催された『江戸と北京』展では、北京首都博物館から『地蔵菩薩本願』の繍経本が出品されていて、その出来が凄まじかった。 今回の展覧会も、ああい…

糸のみほとけ その1

糸のみほとけ|奈良国立博物館 26日で終了したこの展覧会の最終日に、滑り込みで見てきた。 日本の歴史において、顔料で描いた仏画よりも、刺繍や綴織による仏画の方が古くから制作されていた事は、この展覧会を見るまで全く知らなかった。 この『糸のみほと…

没後50年 藤田嗣治展

【公式】没後50年 藤田嗣治展 先日、藤田嗣治展を見てきた。 お盆休み期間に見に行ったので、結構混んでるのかな?と思いきや、ほぼゆったり見れた。意外! そういえば、所謂海外で名を馳せた日本人アーティストって、国内では渋い評価だったりする。オノ・ヨ…

ステンシルに初挑戦。

現在通っている洋裁教室の生徒さんの中に、ステンシルの先生をされている方がいらっしゃるので、先日その方によるステンシルの一日体験講習会(ワークショップ?)が洋裁教室内で企画され、参加してきました。 この日は洋裁の先生も教わる側だったので、もの…

残暑御見舞申し上げます。

暑さのせいばかりじゃないけど、更新が止まってしまいました。 お盆休みは、久々に銀座に立ち寄った。 銀座奥野ビル真向いにあるセブンイレブンのイートインスペースに座ると、ちょっと異国にいるような気分になれる。 ここは絶好の撮影スポットなので、カメ…

ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界

三菱一号館美術館は、現在ショーメに占領されている! ショーメは1780年にスタートした、フランスで最も長い歴史を誇るジュエラー。 古くはナポレオン1世と皇紀ジョゼフィーヌの御用達として、装飾芸術の傑作を数多く生み出し、伝統を重んじつつ革新性を追求…

―明治150年記念― 明治からの贈り物

先日、この展覧会のブロガー内覧会に参加しました。 今年は明治維新から丁度150年という事で、あちこちで明治時代の逸品を紹介する展覧会が開催されている。一つ前に紹介した有田焼のイベントもそうだった。 現在、静嘉堂文庫美術館で開催中の『明治からの贈…

有田の魅力展2018

www.arita.jp 池袋東武百貨店では21日から『有田の魅力展2018』が始まりました。 東武では2年前にも有田焼400年を記念して、有田の魅力展を開催しました。今回はその続編といった趣か。 前回は、有田焼400年の歴史を辿る展示に力を入れていたけど、今回は現…

戦後美術の現在形 池田龍雄展―楕円幻想

www.neribun.or.jp その後の足の状態は、普通に歩けるぐらいに回復した。 先生も、「うん。かなり良くなったね。でもあんまりうろうろ歩き回らないように。」 と言ってくれた。 しかし、診察後あっさりとその忠告を破り、その足で練馬区立美術館に行く。 も…

蜂窩織炎、その後。

蜂窩織炎になって一週間以上経つが、まだ通院している。 点滴をして楽にはなったけど腫れが引かなかったので、薬を変えてくれた。そうしたら、点滴直後から効果を実感出来た。何で最初からこの薬にしなかったんだろう?と思ったんだけど、まあ、こればかりは…

蜂窩織炎

蜂窩織炎(蜂巣炎) - 基礎知識(症状・原因・治療など) | MEDLEY(メドレー) 現在、蜂窩織炎で右足の甲が腫れております。 近所のクリニックに通い、点滴による治療を3日間継続。 自宅で安静にし、予約時間になると出かけて行って点滴し、また戻ってきて安…

第10回モノマチに参加。

今回は5/25〜27に開催。 浅草橋駅からスタートしたんだけど、気づいたら御徒町駅前まで歩いていた! モノマチは、台東区南部の御徒町〜蔵前〜浅草橋エリアでこの幟が立つ、製造や卸売に携わる現場に赴くと、普段は公開されていない、その場の仕事ぶりや商品に…

第42回2018日本ホビーショー

HOME|第42回 2018 日本ホビーショー 今年も行って来た。 このイベントは、多彩な手作りの面白さを発見しましょう、というのが主旨になって来たようで、生地等の素材探しを目的に行くと、肩透かしを食らってしまう。 とは言っても、定番素材は相変わらず充実…

アンティーク・レース展を見てきた。

※これはジュニアガイドだけど、大人にとっても役に立つ。 ダイアン・クライスコレクション アンティーク・レース展 〜Lace,Thread of Comfort〜 横浜のそごう美術館で開催中の、アンティーク・レース展を見て来ました。 レースは『糸の宝石』とも呼ばれるよ…

ターナー 風景の詩(うた)

turner2018.com 京都、東京、郡山の3都市を巡回するターナー展が、 現在東京で開催中です。 先日、一般公開に先駆けて行われた、プレス内覧会に参加する事が出来ました。 ※画像は美術館より特別の許可を得て撮影したものです。 ジョセフ・マロード・ウィリア…

酒器の美に酔う

静嘉堂文庫美術館では4月24日(火)から、『酒器の美に酔う』展が始まりました。 茶器と同様に、古美術や骨董の世界で重要な位置を占めるのが、酒器。 中国古代から江戸時代末期に作られた、多様な酒器の魅力に焦点を当てた展覧会です。 そして、静嘉堂文庫…

かんたんニット。そしてサヴィニャック展。

季節外れの編物制作にやっと決着がついた。 4月に入ったばかりなのに25℃を超えた時は、流石に編む気も失せたが。 日曜日は季節が逆戻りしたような陽気だったので、完成直後はしばらく室内で着用してみた。 が、やはりウール100%&オールガーター編みは、今の…

アンティーク・レース展が始まる。

ダイアン・クライスコレクション アンティーク・レース展 〜Lace,Thread of Comfort〜 4/13から横浜のそごう美術館で始まります。 アンティーク・レース展|松濤美術館 同展は、6/12からは渋谷区立松涛美術館に巡回。さてどっちに行こうか? レース展と言えば…

3月が終わるのに、編物。

お久しぶりです。桜が満開になるような陽気なのに、最近は何故か編物に勤しんでいます。 汗ばむ季節になる前に仕上げてしまいたいのだが、早く手を動かせないので、なかなか進まない…。ムリだ! 編物は、時間をかけてこそ、良いものが出来ると思っている所も…

 生誕140年記念特別展 「木島櫻谷」

東京(六本木)|住友コレクション 泉屋博古館 去年、京都の泉屋博古館で行われた木島櫻谷展が、東京に巡回してきました。 一般公開に先駆けて行われた、ブロガー内覧会に参加出来るチャンスを得たのですが、この日は美術館に到着するのがちょっと遅れてしま…

ルドン ― 秘密の花園

ルドンー秘密の花園|三菱一号館美術館(東京・丸の内) 8日から三菱一号館美術館で、『ルドン ― 秘密の花園』展が始まりました。 オディロン・ルドン(1840-1916)は、世代的には印象派の画家達と重なる人だ。 ルドンの作品は最近でも、『怖い絵』展や、見に…