この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

スウィンギン・ロンドン 50's-60's 展

@埼玉県立近代美術館


ジョージ・ベスト本を読んでいた時は、この展覧会ってベストが輝いていたthe swinging 60'sにジャストじゃないの!と盛り上がっていたのですが、何故か行くタイミングを逸し、気がつけば会期終了間際。サッカー熱もどこへやら…。美術館の場所は北浦和。レッズサポも見かけたよ…。でもどうにも気分は盛り上がらず、消化不良のまま見終わってしまった。


今回の展示はマイケル・ホワイトウェイという方のコレクションが中心だったようで、この人の視点で見た50〜60年代世界だったのかなと。あとのメインはジミー・ペイジの所蔵品ね。どうもファンじゃないものでいまいちありがたみを感じられなかったのが残念。でも、保存状態がムチャクチャいいのね。これには感動した。


ジョージ・ベストはこの時代、マンチェスターで自身のブティックを経営していたようで。現役サッカー選手がそんな事を始めるなんて当時は前代未聞だったんじゃないか。そのぐらい狂った時代だった。この展示ではベストのベの字も出なかったけど(まぁお題が“ロンドン”じゃね…)、どんだけヘンな時代だったか、数々の展示品でその片鱗ぐらいは見て取れたかな。


意外にも展示品でグッときたのが「教育玩具 レクトロン」。これは元祖電子ブロックか?初めて見たぞ。
あと、いわき市立美術館とか、島根県立石見美術館といったあんまり目立たない美術館にこの辺の時代の作品が所蔵されているというのも興味深かった。
それから、当時発売されたレコードジャケットがいっぱい吊り下がっていたけど、あれ、裏ジャケも見れるのが良かった。あんまり裏って見ないもんな。表よりも裏をじっくり見てました。