この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

稲垣仲静・稔次郎 兄弟展

@練馬区立美術館 2人とも全く知らない人だったのですが、兄稲垣仲静の、「大正時代に活躍した夭折の日本画家」という煽り文句に惹かれて行ってきました。 稲垣仲静(1897-1922)の絵は、いわゆる「デロリ」の系譜だった。代表作である「太夫」の、お歯黒をむき…

セラフィーヌの庭

@岩波ホール セラフィーヌ・ルイ(1864-1942)は、アンリ・ルソーらと共に、画商ヴィルヘルム・ウーデによって発見され、いわゆる素朴派というジャンルの確立に大きく貢献した存在。しかも1910年代当時、女性の画家はまだまだ少数派であった。 以前ここでもた…

スウィンギン・ロンドン 50's-60's 展

@埼玉県立近代美術館 ジョージ・ベスト本を読んでいた時は、この展覧会ってベストが輝いていたthe swinging 60'sにジャストじゃないの!と盛り上がっていたのですが、何故か行くタイミングを逸し、気がつけば会期終了間際。サッカー熱もどこへやら…。美術館…

@神奈川県立近代美術館 葉山 浜田知明の作品は、凄惨、且つ硬質で、でもどこか醒めていて、メルヘンチックで、ユーモラスですらある。自分がこの世界観に興味を抱いてから、もう随分と長い。 浜田氏は現在92歳。何と、セツ先生と同じ1917年の生まれである。…