この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

2011-01-01から1年間の記事一覧

さよなら九段下ビル

いちどは入ってみたかった九段下ビル。 結局入れたのは解体直前になってからだった。 しかし、建物全体は回れないようになっていた。 旧フランス大使館の時のイベントみたいなものを想像してはいけなかったようだ。 屋上に展示されていた作品。 古い建物には…

TOYEN 「涜聖の森」展

@LIBRAIRIE6/シス書店 「涜聖」は、(とくせい)って読むのか。知らなかったー。 なかなか日本ではお目にかかる事ができないトワイヤンの作品を間近に見てきました。 シス書店にははじめて行ったんだけど、暗かったせいか看板がよく見えなくて、ちょっと道に…

田紳有楽/藤枝静男

田紳有楽・空気頭 (講談社文芸文庫)作者: 藤枝静男,川西政明出版社/メーカー: 講談社発売日: 1990/06/05メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 46回この商品を含むブログ (71件) を見るなぜか東京都写真美術館内にあるnadiffにこの文庫本が平積みされていて、そ…

古本購入記

最近買った古書について、たまにはメモしておこう。 専用のサービスを使った方が楽なのは知りつつも。 手芸が語るロココ―レースの誕生と栄光 (中公新書)作者: 飯塚信雄出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1990/11メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) …

生誕100年記念 瑛九展

@埼玉県立近代美術館、うらわ美術館 ※2館同時開催 今年は、岡本太郎、瑛九、藤牧義夫、南桂子といった方々の生誕100年展が開催されている。 みんな日野原先生と同い年って事なのか。それはビックリ。 今回、たくさんの瑛九作品を目にすることが出来て嬉しか…

一日遅れの

モータスフォートで昨日までブリクサ・バーゲルトの個展を開催していたというのを昨日の夜に遅ればせながら知った。 今朝、ギャラリーの前まで行ってみたら、ガラス越しに作品とご対面することが出来た。 しかし、ケータイのカメラじゃうまく撮れなかったな……

Zelienople / Land of Smoke

※全編続けて見るならこちらへ。 映像は日本のどこかで撮られたものらしいんだけど、どこなんだろう?

消息不明といわれた方々

安田南 Some Feelingアーティスト: 安田南出版社/メーカー: ブリッジ発売日: 2004/07/25メディア: CD クリック: 8回この商品を含むブログ (3件) を見る 安田南 いま、いずこ この記事に接するまで、安田南というジャズシンガーが存在していたことすら知らな…

プレ展から数えて3回目となるこの美術展。今回は所沢市生涯学習推進センターと、旧所沢市立第2学校給食センターの2会場で開催。 会場として見応えがあったのはやはり、第2会場の旧給食センター。 廃墟好きにはたまらんものがあった。 わたしが行った日は、利…

彫刻家エル・アナツイのアフリカ展

@埼玉県立近代美術館 エル・アナツイ(1944-)はガーナ出身の、現代美術のアーティストという肩書になっているようだけど、作品を見ると、いわゆる民芸品と芸術作品の狭間にあるようなものだな、とつらつら思っていたら、この展覧会は国立民族学博物館から巡回…

リアル金太郎写真を撮りそこねた。

浅草橋の金太郎といえばコレ、 だったんですが…最近、この界隈でひそかに話題になっていたのが、DJぷりぷり氏扮する「リアル金太郎」。 なぜ金太郎なんだ?という疑問はこの際置いといて、6月17日から7月8日まで神保町のBT GALLERYで行われていた、「スーパ…

帯広のはなし

食べてもいないケーキの値段に過剰に反応 ちょっと用事があって北海道に行ってきました。 言うまでもない話なんですが、帯広ってスイーツ天国なんですね。 六花亭のケーキの安さ! ティーラウンジではホットコーヒー一杯¥200でお代わり自由! ちゃんとした…

ウメサオタダオ展

@国立民族学博物館 特別展示館 サブタイトルに「知的先覚者の軌跡」とあるように、梅棹忠夫(1920-2010)が残した言葉を提示し、かれが実際に使っていたメモ等を展示することによって、知的体験を実感するような展示空間になっていた。のかな? 会期終了間際に…

おじさん おばさん論 / 海野弘

おじさん・おばさんは、身内ではあるけれども、自分にとっては未知の世界を垣間見せてくれる、絶妙な距離感を持った存在だと思う。 彼らは、例えばわたしの母親が伝達した、わたしに関する情報を、時には間違って受け止めて、“とんでもない事実”として親戚に…

近況…

最近はお休みになると家にひきこもって、だらだらとした生活を送っています。 本日久しぶりに自転車を取り出したら、車輪にドクダミの蔓が絡まっていました。 構ってあげなくて、ゴメンよ。 ちなみにこの自転車は買ってから知ったのですが、キャッチフレーズ…

牛島憲之 ―至高なる静謐― 展

@渋谷区立松涛美術館 この前、府中市美術館で「江戸の人物画」展を見て来ました。凄く面白かったです。出品リストを見て、前期を見逃した事を後悔しました。レコードに例えるならば、前期はA面で後期はB面のようなセレクト。かな? 府中市美術館に足を踏み…

The Monochrome Set and Friends 4/9(sat)

@下北沢 The Garden 現在、数々の来日公演等がキャンセル、または延期されるという状況が続いている中、既に一度来日を延期しているモノクローム・セットが果たして予定通りにやって来るのか気が気でなかったのですが、ちゃんとやって来ました。素晴らしい!…

地震のこと

記憶が薄れないうちに書き留めておく事にした。 3月11日の地震発生時は、築40年以上経つおんぼろなペンシルビルの7Fにいたのでかなり揺れました。正直、生命の危険も感じました。 暫くすると会社の目の前にある、普段は閑散とした大通りは、信じられない数の…

鹿島茂コレクション1 グランヴィル−19世紀フランス幻想版画展

@練馬区立美術館 グランヴィル[本名:ジャン=イニヤス=イシドール・ジェラール](1803-1847)は、風刺新聞における風刺画や、挿絵の世界で活躍した人。 表現手段はリトグラフや木口木版なんだけど、とにかく細かい!鑑賞中に虫眼鏡が欲しくなったぐらい。 …

シュルレアリスム展 とか

@国立新美術館 展覧会が始まってからすぐに見に行ったんだけど、感想を書きあぐねているうちにどんどん記憶が薄らいできてしまった。 行った日は、文化庁メディア芸術祭も同時開催中だったので、館内は人で溢れていた。 メディア芸術祭の方は混雑ぶりが半端…

懐かしのニット帽

編み物ネタも続けてみる。 スウェーデンから届いたニット ぼうし 手ぶくろ くつ下 ( )作者: アンマリー・ニルソン,佐藤園子出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2010/10/22メディア: 単行本購入: 13人 クリック: 222回この商品を含むブログ (10件) を…

バッグのはなし

コートの次がバッグの話題って…。まあいいか。 職場の近くにあるバッグメーカーでは、年に数回ファミリーセールを開催していて、その時はバッグの入った大きな紙袋を手にする、明らかに買付業者以外の、割と幅広い年代の女性達がこの界隈をワラワラと闊歩す…

最強防寒コート

最低気温が1℃近くに達すると、 「しょうがないなぁ〜」 という諦めにも似た思いで取り出すのが、何年か前に古着屋さんで購入したこのコート。 何故これに袖を通すのに躊躇するのかと言うと、 重い! 裏地に綿わた素材のようなものが入っているので、これがと…

カンディンスキーと青騎士展

@三菱一号館美術館 あけましておめでとうございます。 新年最初はこの展覧会に足を運んでみました。 青騎士とは、1912年にヴァシリー・カンディンスキー(1866-1944)とフランツ・マルク(1880-1916)が創刊した芸術雑誌の名前であり、同時に彼らが行なった革新…