この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

世界一美しい本を作る男 ― シュタイデルとの旅 ―

映画『世界一美しい本を作る男〜シュタイデルとの旅〜』公式サイト

今年最初に見に行った映画。
見に行った日は、有楽町の火災でJR線のダイヤが大いに乱れていたんだけど、さすがに年始だったから、夜の山手線は空いていた。


自分は写真もあんまり撮らないし、本に関する仕事をしているわけでもないんだけど、本にまつわる映画や展覧会、写真展などには行きたくなる。
このSteidlという出版社のことも、寡聞にして知らなかったんだけど、それでも興味をもったのは、普段絶対に足を踏み入れる事が出来ない、出版の打ち合わせ現場を覗き見出来るからだ。
いやぁ、世界を飛び回って直に打ち合わせするなんてすごいわ。もしわたしもこの出版社から本を出す事になったら(有り得ない!)、家までやって来てくれるんだろうか?あのスーツケースを持って。

それにしても、シュタイデルさんがあのギュンター・グラスさんに何度もシグニチャーをダメ出しする場面は、こっちも手に汗を握るぐらい緊張しました。