この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

大竹伸朗 全景

見てきた。会場に入る前に目に飛び込んできた『宇和島駅』のネオンサインに受けた。


東京都現代美術館は広いので、見る時は体力勝負になるのだ。
という事は百も承知でいつも見に行くのだが、今回もバテた。つーか、個展でこれだけの作品数を一気に見たのは初めての経験かも。
なんだろう?あくまで日本に限った話だけど、高度経済成長期以降、国内では大きな戦争があったわけでもなく、平和ボケだの言われていたそんな時代に、彼の作品は生み出されていったわけだけど、時系列で見ていくと、時代のうねりのようなものが見えてきて、ああやっぱり、こんな世の中で生きていても、いろんな波をくぐり抜けて今があるんだなぁという事を感じたのが意外だった。*1


私が初めて大竹氏の作品を見たのは80年代半ばぐらいだったと思うんだけど、それ以降はほとんど彼の活動を追いかけてなくて、今回の展覧会が開かれるのを知ったのも、金券ショップで招待券が大量に売られてるのを見つけた時だったという・・・・。まあいいや。きっかけは何であれ、見に行けて良かったです。今年はここ20年を自分の中で振り返るという機会が結構多かったような気がする。と、早くも今年を総括してみた。


展覧会を見ていて思い出したのがこのアルバム。このジャケットに使われた絵も展示されてたと思うんだけど、どの辺にあったかを思い出すのはとてもじゃないけど無理。

House Tornado/the Fat Skier

House Tornado/the Fat Skier

*1:言葉足らずですいません。あんまりゴチャゴチャ書くと収拾つかなくなるので、これだけに留めておきました。