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この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

小川千甕(せんよう) 縦横無尽に生きる


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見に行った日は桜が綺麗に咲いていた。


小川千甕(1882-1971)は京都出身。仏画師としてスタートした後、浅井忠に洋画を学ぶ一方で日本画も描く。更に漫画家としても活躍。1913年には渡欧し、安井曽太郎と共に、かのルノワールにも会いに行っている。戦後は自由闊達な日本画を数多く残した。
 
この展覧会を見るまで小川千甕という絵描きの存在を知らなかったのだが、明治大正期に活躍した人の日本画というのに最近妙に惹かれるので、見に行ってみる事にした。
そう思うようになったきっかけは、去年見に行った松林桂月展からか。
松林桂月は、伝統的様式に則った文人画や南画を、写実の技術とデザイン的な感覚で新たに捉え直して描いた人だった。
小川千甕も、きっとそんな感じで絵を描いていった人ではなかったのかな。

 やはり、パリの女性を大津絵風にアレンジして、風俗画っぽく描いた絵が面白かった。
人物の描き方はモダンというよりは、もっと庶民的で土着的だった。不思議な雰囲気ではあるけれど、イッちゃってる危なさはなかったかな。
図録を見てみたら、展示されてない作品の中に是非見てみたいものが幾つかあった。
この美術館はあんまり広くないので、展示替えがあるようだ。後期展示は7日(火)から。

5月10日(日)まで開催中。