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この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

この前初めてここに行って来た。
見に行ったのは、内藤正敏「写真と民俗学」展。「婆バクハツ!」のあの写真(高山稲荷)に惹き寄せられるようにして足を運んだ。いやぁ凄いわ。恐らくほぼ明治生まれであろうあのお婆ちゃん達の迫力!揃いも揃って皆金歯が埋め込まれている。まさか皆さん同じ町医者で入れて貰ったとか?
この写真は前に雑誌か何かで目にして、フラッシュの効果で闇夜からクッキリと浮かび上がった、あの頬骨のなだらかな曲線に魅せられたのであった。純粋に造形の妙で惹かれたので、この展覧会のタイトルにある「民俗学」の文字を見た時は、学術的で敷居が高く、堅苦しい写真作品が展示されているのかと思い、ちょっと見に行くのを躊躇ったのだが、元々化学反応で偶発的に出来た奇妙な造形美を写真に収めていた人だったので、「有機的な形」への造詣が深いのだなと、作品を見ていくうちにすんなりと思うに至った。


全然下調べをせずに行ったので、この美術館に「浜口陽三記念室」なる展示室がある事すら知らなかった。
てんとう虫やさくらんぼ等のまるい形の愛らしさもさる事ながら、ふくふくとした毛糸の柔らかさが分かるような描写力に圧倒。ああ、触り心地の良い毛糸で何か編みたくなってきた。ちょうど寒くなってきた事だし。
その隣にあった「萩原英雄記念室」のギリシャ神話シリーズもなかなか面白かった。ただ、あんまり登場人物に思い入れがないもので…。


次回は斉藤真一展だそうで。これは楽しみ!だって入館料100円ですよ。すごいお得感!