この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

3月の行動記録

3月も終わり。

コロナがいつの間にか生活の中心になっている。

 

東京オリンピックが延期になったが、自分の父親は開催が決定した頃から、TVで「オリンピック」という単語が発せられる度に、

『オリンピック反対!』

と叫んでいた。

今は呆れ果てたのか無反応になったが。

 

父は今の状況を、昭和19年11月頃の雰囲気に似ていると言っていた。戦前生まれの目はこのように今を見ている。

 

母親は、東京オリンピックのエンブレムが、新型コロナウイルスの形にそっくりだと言い出している。

東京オリンピックではなくて、コロナオリンピック?

パラリンピックはコロリンピックか?


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3月は練馬区立美術館で『津田青楓』展を見てきた。

津田青楓は明治大正昭和を生きた画家。

長い人生の中で様々な業績を残したが、展示作品を見ていて1番印象に残ったのは、津田青楓が開設した画塾である津田塾にいたのが、下郷羊雄、北脇昇、オノサトトシノブといった個性の強い方々だったという事。

で、作品ではないんだけど、津田が政治犯で逮捕された時の新聞記事を、下郷羊雄がスクラップブックに残していて、それが展示されているんだけど、その新聞記事の余ったスペースに、“HOLIDAY SARDINES”と書かれた缶詰のラベルが貼られているのが何とも可笑しくて、やっぱりこの人気になるわ、と思ったのであった。

他には、津田がデザインした刺繍の壁掛けもあったりして、結構バラエティに富んだ展覧会だった。

 

あとは、休日は大体家の中で過ごしている。

小出亜佐子さんの『英国音楽』をようやく読了。これはトレイシー・ソーンの自伝よりも環境が自分にとって身近な分、いろいろ、いろいろ、感情を渦巻かせながら読んだ。感想文書けるかな?

小出さんとは面識がないんだけど、当時あちこちで同じ空気を共有していたのだなという事を確認した。

 

では、4月もどうぞ宜しくです。皆様もコロナに気をつけて。わたしも気をつけます。