この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

降臨の現場を目撃すること。

人々の心をわしづかみにした玉三郎 「対立」と言われた歌右衛門について語る[1/1]|Book Cafe 矢来町ぐるり|新潮社

芸術新潮6月号のこの対談を読んで、わたしもこんな風にわしづかみにされる体験がしたい!と思った。

玉三郎がいかにして世に躍り出ていったのかを、自分はこの対談によって初めて知ったのだが、役がついた最初から存在が抜きん出ていたわけではなく、恐らく日々芸を磨く事により、ある時フワッと神が降臨したような、そんな感じに読み取れた。

『劇場崩壊』ってすごいよなぁ。完全に主役を食ってしまったのか。やっぱり只者じゃない。

自分は今までジャンルを問わずいろいろなものを見てきたけど、そこまでの体験をしたと言い切れるものがどれだけあったっけ?

これから輝く人を発見したい。その現場に居合わせたい。そのためにはいろいろなものを見に行かねば!なんて事を思ったのであった。