この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

John Kennedy

http://www.xfm.co.uk/article.asp?id=5381
イギリスのラジオ番組をチェックしてみると、POP系の番組で喋っている方々はおしなべてアクの強い喋りをする人が多くて、特にBBCの名物DJであるジョン・ピールさんの喋りを聴いてると、アクが強いから個性的な音楽が惹き立てられるのか、はたまた奇天烈な曲ばっかかけるからこういう喋りになったのか、段々分からなくなってきます。


こういう喋りに半ば慣らされてきたせいか、ジョン・ケネディさんの喋りを最初に聴いた時は、この物腰の柔らかい口調に面食らいました。いや別にこういう口調でムーディな曲(ってどんなだ?)を流すんだったら何とも思わないけど、この人のかける曲もかなりとんがっていますから。


XFMで担当しているX-Posureという名物番組では、ジョン・ピール・ショウと同様に、勢いのある新人バンド等のライブをオンエアしています。このライブはなかなかチケット取れないみたいです。それはチケットが安いせいもあるんでしょうけど、必ず司会&DJとして登場するジョン・ケネディの存在が大きいのではないかな。


ジョンさんの姿は、放送中はXFMのWEBCAMでチェックする事が出来ます。何か覗き見しているみたいで気が引けるのですが。座りっ放しではなくて立って喋ったりもしてて、わりかしアクティブです。ボーダー柄をよく着ています。ゲストトークの時は録音が多いので、その間は消えたりもしますが。


そうそう、この前の放送の時には終了間際にいきなり飛び入りでゲストが現れて、1曲歌を披露していきました。そのお陰で放送時間が5分ほど延びてしまいましたが、割とこういうイレギュラーな事がやりやすい雰囲気になってるんでしょうね。タイマー録音して聴いている人にとっては迷惑でしょうが。
こういう風にソフトでゆるい感覚を持ちながらも、取り上げるものに一本筋が通っている所がジョンさんの魅力なんだろうな。


イギリスにはこういった類の番組が幾つもあって、それぞれしっかり根付いているのに、日本には殆どないよなー。ライブビートぐらいか?まあイギリスは国営放送では宣伝にあたるからあんまりレコードがかけられなくて、そのお陰でライブセッションが発達したという事情はあるにせよ、XFMは民放だよ。日本ももっとちゃんとやろうよ。