Medium Mediumのこと
Medium Mediumというバンド名は、C Cat Tranceを紹介する際の枕詞として、“元Medium Mediumの~”が出てくるので、そこで知りました。
(以下、バンド名は“MM”と略して書きます。)
C Cat Trance登場以前は、全く知らなかったです。
1978年英国ノッティンガムで結成。ポストパンク台頭期の1979年にデヴュー。
1981年にCherry Redから1stアルバム『The Glitterhouse』をリリース。
このアルバムをリリースしたのちに、John Rees LewisはC Cat Tranceを始めるためにバンドを脱退。
その後バンドは新たなメンバーを加えて再始動するが、1983年に1度解散。
とても空腹で、とても怒っている…(以下繰り返し)
『Hungry, So Angry』は当時PVも作られました。
『猫は食べ物を探すが、私たちは動かない。何をすればいいのかわからない。怖くて動けない。TVは青い画面になり、何時間も前に終わっている。そして私はこれを書いている。あなたが床を見つめているそばで私はこれを書いている。私たちは音を立てない。今宵私はあなたを愛した。何か月も愛した時よりずっと、とても若く、とても空腹で、とても怒っているように感じた…/猫は息をし始め、スクリーンを遮る。それは呪いを解くかもしれないが、洪水は続き、人々が、“あなたとジョンの間に何か問題があるの?”と言うのが聞こえる…』
歌詞の一部をGoogleさんに訳してもらいましたが、この映像は歌詞の内容を忠実になぞっていたのですね。
この人間関係のデリケートな側面をえぐり出したような曲が彼らの最大で、唯一のヒット曲です。
既に猫が登場していますが、この陰鬱な場に猫がいることで、ガス抜きのような効果が得られているのでは。
MMとC Cat Tranceは、昔は別々のものとして聴いていた覚えがあるのですが、よくよく聴き返すと、『Guru Maharaji』とか『That Haiku』とか、異国を漂わせる曲があったり、『Hungry, So Angry』のPVでも、ドラマーが民族衣装を身にまとっていたりと、ちょっとずらした感があって、この2つは陸続きだったんだなと思いました。
2001年にリリースされたアンソロジー『Hungry, So Angry』では、既に『Dangling On A String』をカヴァーしていた事も知りました。
同じくCherry RedからリリースされたC Cat Tranceのアンソロジー『KARADARA』を並べてみると、色調が似ています。

2004年になると、The Raptureや!!!といった1980年代パンク/ファンクに影響を受けたバンドが登場してきて、ポストパンク/ファンクのオリジネーターとしてMMは再び脚光を浴びます。
#このムーブメント自体が既にノスタルジアの領域なのだが…。
そこで主要メンバーであるJohn、Alan、Andy、Steveの4人でバンドが再結成。
再結成後はアメリカを活動拠点にしていたようです。
MMはもともと、英国でも評価されていましが、やはりオランダやドイツ、そしてアメリカでそこそこ売れていたようです。
#そういえば、自分が持っている『The Glitterhouse』も、よく見たらアメリカ盤でした。
再結成後の演奏の方が、リラックスした雰囲気があっていいんだよな。
これなんかC Cat Trance風味の『Hungry, So Angry』になっていておもしろすぎる!!
これは2009年にLAで行われたPart Time Punks Festivalの時の動画。
同年に亡くなったPylonのギタリストRandy Bewleyに捧げた"M-Train"のカヴァー。
今となっては歌っているJohn Rees Lewisもこの世にいないっていうのが悲しい。。。
PylonとMMは、1980年に一緒にUKツアーで回っていたようです。
Pylonといえば、R.E.M.が『Crazy』をカヴァーした事でも知られるジョージア州アセンズのバンドですが、UKツアーやってたんかーい!!

証拠のチラシを上げてみました。Buzzcocksがゲストの日もあったのか!
1980年…タイムスリップしてみたい…。
音楽シーンの歴史をさかのぼってみると、まだまだ多くが語られていない水脈があることに気がつく。
MMも、もっと大きなバンドになるポテンシャルがあったのでは。
ライヴ、見てみたかったな。YouTubeに上がっている動画の画質がどれも悪くて、ホントに残念だよ…。
2009年で更新が止まっているオフィシャルサイト。
片桐真央さんお元気でしょうか?
古い記事ですが貼っておきます。