この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

データ消去に思いの外時間がかかった。

自室で使っていたデスクトップ型パソコンの立ち上がりが遅くなってきた。

場所も取るし、内部の音もうるさくなってきたので、思い切って取り換えることにした。

10年以上使っていたし。そろそろいいだろうという事で。

 

処分するパソコンは回収業者に引き取ってもらう事にしたので、データ消去はお任せするのも可能だったのだが、コロナ禍で自宅にいる時間が以前に比べて増えたので、自分で消去してみる事にした。

 

今回使用したのは、フリーソフトの『DESTROY』。

“パソコン”、“データ消去”といった㎾でグーグルに聞いてみたら、これを使って消去したという記事が複数出てきたので、それを参考にしながら恐る恐るチャレンジ。

 

無事青い画面まで到達し、データの消去方法を英文で求められた。

ざっと書いてみるとこんな感じ。

  • 0. 全てのセクターに0を書き込む。
  • 1. 全てのセクターに16進数のFFを書き込む。
  • 2. 全てのセクターに乱数を書き込む。
  • 3. ディスクを3回消去する。乱数を1回、別の乱数を1回、0を1回書き込む。(NSA 米国国家安全保障局勧告による消去方法)
  • 4. 米国国防省標準DOD 5220.22-Mに準拠して3回消去。
  • 7. 0、1、0、1、0、1、乱数の順で7回消去。(NATOの仕様)
  • 8. 『Gutmann』の論文に基づいた35回の消去。
  • 9. 乱数を書いた後に0を書き込む。

ここでは3を選ぶのが無難という事で、それに従ったのだが、日中から始めたこの作業、日が暮れても全く終わりそうにない。

ついに電源を付けたまま夜が明けた。


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更に次の日もずっとそのままで一日が終わってしまった。


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作業が終了したのは開始から2日後の事だった…。

 

「えーこんなにかかるのか!?」

「だったら“0”を選んでも良かったのでは?」

 

と、作業中は一向に終わらない画面を見ながら、呪文のように何度もこの文句を頭の中で唱えていたのだが、無事終わったので良しとしよう。



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リニューアルしたパソコンは、使わなくなった父の一体型デスクトップに、新たに購入したミニPCを繋げたもの。

当初はノートパソコンを買おうかと思っていたのだが、やっぱりモニタは大きい方が見やすいと思ったので、この組み合わせで行く事にした。立ち上がりが早くて快適!