この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

四季山水図屏風

四季山水図屏風|作品紹介|綴プロジェクト

 

最近は、会社と家とを往復するだけでいっぱいいっぱいな毎日で、美術関連の情報を追いかける気力が失われていたのだが、先日、たまたま新聞で目にした山下裕二氏の寄稿文『美の道標 謎の水墨画家との強烈な出会い』で紹介されていた、式部輝忠の四季山水図屏風を見ていたら、なんだかとてもこの絵師の事が気になってきた。

性没年ともに不詳。室町時代末期の16世紀に活躍した絵師だという。

 

ここに掲載されていた四季山水図屏風は、静嘉堂文庫美術館の所蔵品だそう。

ネットで画像検索すると、サンフランシスコに渡った方の作品が多く出てくるのだが、これとは別物という認識でいいのか。

 

今までこの美術館には何度も足を運んでいるが、多分一度もこの作品にはお目にかかっていない筈。

館長さんのブログによると、現在開催中の企画展『美の競演 静嘉堂の名宝』にも出品されていないようだ。

『そのうち、皆さんにもぜひ見ていただくことにしましょう』

と書かれているので、近いうちに見る機会がやってくるのかな?

期待して待つ事にします。

まだまだ、静嘉堂には知られざる凄い名品が眠っているのだな。