久々の札幌。

もうすぐ10月も終わってしまうが、今月は連休を利用して、久々に札幌に行って来た。

9月末まで開催されていた芸術祭も終わっていたので、何で今頃来たのかと、札幌在住の友人から突っ込まれたが、まあ、旅行はタイミングが肝心だから、行ける時が行き時なのだ。

あわよくば、先にゴッホ展でも見ようかと思ったのだけど、美術館前の長蛇の列を見て断念。

昔住んでいた地を再訪。

南北線真駒内駅。出入口は一箇所。裏は山になっているので、駅の反対側という概念がこの駅には存在しない。

この地域は少子高齢化と人口減少が進み、自分が卒業した小学校は、今から5年程前に廃校となってしまった。

この小学校が存在していた期間は、40年にも満たないのだ。

自分の両親が通っていた小学校は、今でも健在なのにな。

でも校舎自体は健在で、ホッとした。

 

現在は、まちの学校『まこまる』として機能している。子育て支援施設のようだ。

建物は出入り自由だったので、1Fだけサラッと見てきた。校舎を歩きながら思い出すのは、ボイラー室で、授業中お漏らしした子の下着を乾かしていたとか、学校の前の道路で、同級生が交通事故に遭ったのを目撃したとか、ろくでもない事ばかりだ。

そう、自分はこの学校に途中編入してきたせいか、あんまり馴染めなかったのだ。自分に限らず、転校生の多い学校だった。

当時住んでいた家から、歩いてほんの数分の距離にある真駒内公園。ここは屋内と屋外2つのスケート競技場がすっぽりと入る、恐ろしく広大な公園。東京にも砧公園とか大きな公園は幾つも存在するけれど、ここはスケールが違う。中には人工の川も流れ、高低差もあるから橋も架けられている。

行ったのは10月初旬だけど、既に紅葉が始まっていた。色彩がクリアで、物凄く美しい。日本とは思えない鮮やかさ。昔はこれが日常だったのだ。

雪虫が飛んでいた。ここで雪虫にまた会えるとは!もうすぐ白い冬がやって来るのだな。

滞在中の札幌は暖かくて、天気には恵まれました。この時期に行けて良かったです。