この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

おかしなセーター

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 今年の冬は寒くなるのが早かったので、編物熱は早くから上昇していたのだが、実際に取り掛かるまでには時間がかかった。

 

現在、恐らく一生かかっても編み切れないぐらいの毛糸在庫を抱えているので、これを少しでも減らそうと、なるべく毛糸を多く使うデザインのセーターを編み始めた。

これは号数の大きなかぎ針でザクザクと増減目なしで編めるデザインだったので、編むのは簡単だったが、元々手が遅いので、仕上がるまでには1ヶ月以上を要した。

参考にしたのはこの本。

私の手編み服

私の手編み服

 

 編み方はシンプルだけど、ちょっと変わったデザインのニットが多い。このセーターは「つぎはぎ」という名前が付けられていて、この本の中でも特に特異なデザインだ。

手持ちの毛糸を即興っぽく使って編んだせいなんだろうけど、右腕と左腕の手首の太さが異なっていて、着心地はかなりヘン。そして、アクリル毛糸を使っているので、ゴワゴワしている割に暖かさは普通。

でも、これで少し不良在庫を減らす事が出来たので、満足している。

おかしなデザインだけど、外にも着て行っています。どうせ上着を着るから見えないしw

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 この辺のグラデーションは、我ながら気に入っている。

夢野久作のセーター

編み上がってから思い出したんだけど、夢野久作が自らデザインして妻に編んで貰ったというこの何とも不思議な色合いのセーター、というかカーディガン。忘れていたがずっと、こういう不思議な柄のセーターを編んでみたいと思っていたんだっけ。

今回編んだこのセーターで、少しはその夢が実現したのかな。

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これは昔の『太陽』に掲載されていた記事。