1930-1985 没後30年 『ロベール・クートラス展』 夜を包む色彩 カルト、グワッシュ、テラコッタ
何年か前にこの作品集を書店で見かけて、強い印象を残したのだが、うっかり忘れていた。でも、最近古本まつりにこの本が出ていて、「あっ!」と、一気にこの画家の存在を思い出した。なのに、結局この本は買わなかった・・・。まあ、こんなもんです。
それでも、この時の出会いがきっかけで、展覧会開催情報をキャッチ出来たから良かった。
クートラスの生涯とか、ロマネスクからの影響とか、描かれたシンボリックなモティーフの分析とか、そういうのを語るのは抜きにして、原画と向き合った時は、ただただ、見ている自分自身から沸き上がってくる感情に身を委ねて、ずっと何かを対話していた。
何とも言えない不思議な、でも心地の良い展覧会でした。
朝一に見に行ったのだけど、生憎の天候にも関わらず、既に大勢のお客さんが来場していて、注目の高さが伺えました。
3月15日(日)まで開催中。