この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

江戸川乱歩展~乱歩が池袋に残したもの~

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池袋の地下道にあるechika池袋ギャラリーで、江戸川乱歩展が開催されている。
今年は江戸川乱歩(1894-1965)の没後50年にあたる年のようだ。
乱歩の終の住処は池袋だった。
 
ショーケースみたいな展示スペースなのでこじんまりとしているけど、
 
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乱歩の愛用品とか。(ベレー帽!)
 
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光文社の江戸川乱歩全集。
 
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自身の作家記録等をまとめた自作のスクラップブック。
 
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戦時中の配給記録ノート。
 
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『歴史写真』という大正時代に発行された写真集。
など、結構面白い。
 
あと、壁面には乱歩が住んでいた当時の池袋の写真などが展示されている。
当時の池袋は単なる一郊外に過ぎなかったので、乱歩の小説のロケーションにはなり得なかったと。
ま、池袋の垢抜けなさは今でも健在だな。
 
この地下道はそこそこ人が通行しているんだけど、このギャラリーに足を停める人は殆どいない。
わたしなんかがこうやってジッと覗き込んでいると、「何だろう?」という好奇心でわたしの方に寄ってくるんだけど、チラッと見ただけでまたスタスタとこの場を去ってしまう。
こんな通路みたいな場所で、26日(木)まで絶賛展示中。