この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

今週の◎FSを見てつらつらと

http://www.ourfavourite.net
遅ればせながらやっぱりビックリしたので書いておきます。まだリピートもあるし。
今週のOur Favourite Shopはプチ・フェルト祭りでした。本編ではチェリーレッド特集をやってくれて、フェルトのBallad Of The Bandを、A Declarationからの映像ではありましたがオンエアしてくれたし、dj:moon POL&TALBO selection Vol.3ではEvergreen Dazedを流したようだし。ってこっちは映像ものじゃないので残念ながら見逃したんですが。
Live at the Hurrah Club [DVD] [Import]
チェリーレッド特集の時はYoung Marble GiantsのN.I.T.A.もオンエアしてくれました。これ見たらやっぱりDVD欲しくなってきた。フェルトの映像より数倍見やすいし、古さを感じさせない映像だったのが驚きでした。
チェリーレッド特集の時はウチでも、真夜中にも関わらず眠気もふっ飛び大騒ぎでした。掲示板でもなかなかの反響のようです。ちょっと長いけど無断引用。
P◎Lさんsaid:

でもって、チェリーレッドならではの、お馴染みのアーティストのネタも探したんだけど、レーベルにまず昔のPV(あったはずのものも)が在庫してないってことで、リリースしてる映像素材から使用許可をもらって、まずオンエアできるものからってことになったんだよね。
インタビューでも言ってたと思うけど、チェリー・レッドは、古き良き時代のアーティストを掘り起こして、その昔、クリエーションや、ラフ・トレード、ファクトリーでリリースされてたものの権利を買い取り、再発するってことに力を入れているみたいなんだ。
フェルトのライヴもクリエーション期のものだったからね。次の機会には、是非、「PRIMITIVE PAINTERS」をね。。。


でもってもって、ラフ・トレード。創設者のジェフ・トラヴィスとまではいかなかったんだけど、ベテラン・スタッフにインタビューすることができて、って、とは言うものの。。。
倒産後、新生となったラフトレ。UKシーンを賑わせてるのはご存知のところなんだけど、現在はサンクチュアリ・レーベルの傘下となって、企業グループの一部的な感じで、馴染みの深いいわゆるラフ・トレードの趣は薄れちゃったってゆうか、無くなっちゃってて、手放したアーティストのことは、なかなか取り上げられないって感じなんだよね。
ポートベローにあるお馴染みのラフ・トレードのショップは今も活気あるんだけど、「レーベルとは関係ない」なんてそっけないしね。。。
んむむむ。。。古き良きラフトレ。今回のヤング・マーブル・ジャイアンツみたいに、いろんなとこ経由で見繕ってくるしかないかな。。。と思ってるんだ。。。

おっとラフ・トレードも取材済みのようです。個人的には今のラフ・トレードからリリースしている音も結構面白いと思うんですが、手堅いというイメージだもんな、今のラフ・トレードは。
こないだBBC ScotlandのAIRを聴いてたら、Mercury Music Prizeの受賞会場の様子をVicさんが取材してたんだけど、その時ジェフ・トラヴィスも会場にいて、Vicさんインタヴューしてました。まあ、ベルセバもノミネートされてたから呼ばれたんでしょうが、こういう会場にいる事自体がもう、業界の中央にいるという事を如実に現しているようで、何だか感慨深いものがありました。
ずんずんいいバンドと契約して突き進んでいくラフ・トレードと、古くていいものを発掘してリイシューしながら生き延びていくチェリーレッド。同時期に創立したこの2つのレーベルが選んだ生き残りの手段は、余りにも対照的なものだったようです。