この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

ヤング・ミュージック・ショー「KISS」

http://www.nhk.or.jp/archives/program/back040502.htm
いやー昨日は思わず見ちゃったよ。
私は洋楽を本格的に聴きだしたのが遅かったので、70年代のヤング・ミュージック・ショーは全く見てなかったのです。
確か1981年にヤング・ミュージック・ショー10年の歩みみたいな特番をやってくれて、それを見て取り急ぎ10年分のロックをお勉強したという記憶があります。
昨日のアーカイブスでは10年分のライブをリストアップしてくれました。録画もせずにぼーっと見ていたので、何年に誰のライブをやっていたのかなんてすぐ記憶の彼方に消え去ってしまったのですが、何と音楽中心日記のAndyさんがUPしてくれています。素晴らしい!どうもありがとうございます!!
私が見た覚えがあるのは、ここには挙がっていないブームタウン・ラッツとスペシャルズかな。
あとこの番組ってビデオクリップ集もやっていましたよね?確かブロンディとストラングラーズのビデオクリップを交互に流した番組を見た覚えがあります。後にも先にもストラングラーズの映像をあんなに流した番組って他には日本では存在してないんじゃないか?


子供心に抱いていたロックのイメージって正に、KISSみたいなショーアップされた大道芸のようなものでした。
それを加賀美幸子さんが紙芝居の講釈みたく説明していたのがまたおっかしくて。
つまりあのぐらい仰々しく説明しなきゃおっつかないような、非日常のものだと。


当時は、普段着だけど、やってる事はとんでもないという音楽の方に私は引き寄せられていったんだけど、それもKISSみたいな人達がエンターテイメントに徹してくれていたから引き立っていたんだと思うんですよね。今のメジャーは普段着感覚の方が優勢だから、アンチの照準が分かりにくくなっているというか。それは今に始まった話じゃないけど、本当に小さな違いでかっちり区別している今の音楽シーンって貧しいなーと思うんですよ。


とって付けたように書きますが、KISSのライブは素晴らしかったです。本物のパワーを感じました。あれを当時うっかり見ちゃってたら私の人生どうなっただろう?大槻ケンヂローリー寺西みたいな風貌の大人になれたかな?(笑)いや、あれ見たら多分熱出して寝込んでたと思う。