この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

Pekka Airaksinen

http://www.avantofestival.com/2003/en/live_airaksinen.html
http://www.avantofestival.com/avanto2001/2001_live/lp_airak.html
この辺の記事を参考に、ごくごく簡単な経歴を書いておきます。
Pekka Airaksinenはフィンランドの現代音楽家で、1960年代後半にThe Sperm(すごい名前だ!)という、パフォーマンス・アート実験音楽を組み合わせたグループで活動していました。
彼らの音楽はジョン・ケージカールハインツ・シュトックハウゼンらに影響を受け、フリージャズおよびサイケデリック・ポップといったスタイルで、ノイズ・インダストリアルの先駆け的な音を奏でていたそうです。
The Spermは、リーダーであるMattijuhani Koponenが、猥雑なパフォーマンスをステージで行なったために牢獄にブチ込まれるといった、いかにも60年代的なエピソードを残しています。


70年代に入るとグループは解散し、Pekka氏は仏教徒になり、音楽活動も小康状態になります。
が、80年代半ばからまたアルバムを発表するようになります。それはどうやらRoland TR-808の存在が大きいみたいです。
90年代に入ると自身のレーベルからハイペースでアルバムをリリースし始めます。最近の作品はCD-Rの形態をとっているみたいです。
オフィシャルサイトには膨大な数のmp3が置いてあります。こんなに配信していても、本人はごく一部としか思ってないんだろうな。とてもじゃないけどまだ全部聴けてません。
ごく一部を聴いた限りでは、上に書いた人達の影響が強いという事がよく分かるのですが、軽快なビート感がこの人の持ち味なのかなと思いました。
http://daka.fi/cgi-bin/shop.cgi


http://www.phinnweb.com/early/
フィンランドの電子音楽の歴史がまとめられているサイトです。
フィンランドのニューロマンティック系もいます。(笑)