この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

Nick Gilbert

フェルトの1stにベースでゲスト参加しているこの人は、ローレンスの幼なじみで、フェルトの初期メンバーでもあり、「Absolute Classic Masterpieces」のライナーでは当時の思い出等を切々と語っておりますが、彼自身もローレンスのShanghaiレーベルから、Versatile Newtsというバンド名でNewtritionというシングルをリリースしています。しかし残念ながら1000枚プレスしたうちの600枚を処分してしまったようです。


このシングルはマーク・E・スミスのお気に入りだったそうで、これが縁でフェルトはフォールの前座を務めるチャンスを得たわけで、そういう意味ではフェルトのキャリアにおいても重要なシングルになりそうなものですが、現在ではMessthetics #4という、パンクもののオムニバスアルバムでしか聴けません。っていうか、よく掘り起こせたなぁ、これ。
そのオムニバスのライナーがこれ。→http://www.hyped2death.com/linr35.html
Young Marble Giantsが入ってるから気にはなるんですが、買ってません。


さて、フェルトの1stが出る前に脱退した彼はその後どういう人生を歩んでいたのか全く知らないんですが、1993年になってMarionというバンドのベーシストとして、密かにシーンに復活してきます。
が、Marionも地味にしか注目されず1999年に惜しくも解散。ジョニー・マーのプロデュースも力及ばずでした。


彼は今はどうしているのだろう?気になる。