この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

須山公美子 おうちで黒猫亭

https://youtu.be/Ghd3VdX6SqQ 外出自粛要請が続く中、数多くの音楽家達がライヴ配信しているというのは情報として聞いていたけど、先月は特に、自分の心に余裕が無く、ほとんど音楽を聴く気になれなかった。もう最近は、日常的に音楽をチェックする習慣から…

通常であれば開催中。『神田日勝回顧展 大地への筆触』

神田日勝回顧展 大地への筆触 去年この展覧会チラシを入手した時は、まさかこんな事態が訪れるなんて、想像もしてなかった。 たぶん、連休中のいずれかの日に、足を運ぶつもりだったんじゃないかなぁ。 公式サイトにあったヤマザキマリさんのコメントを読ん…

布マスクを作ってはいるのだが…

家にいる時間が増えたので、布マスクを縫い出した。 コロナ騒ぎになった途端、ネット上には山のようにマスクの作り方を紹介するサイトが登場。早っ! 縫うのが得意な人って、おしなべて仕事が早い! どうしても自分はこのスピードについていけない。だから洋裁…

3月の行動記録

3月も終わり。 コロナがいつの間にか生活の中心になっている。 東京オリンピックが延期になったが、自分の父親は開催が決定した頃から、TVで「オリンピック」という単語が発せられる度に、 『オリンピック反対!』 と叫んでいた。 今は呆れ果てたのか無反応…

画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン

開館10周年記念 画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン|三菱一号館美術館(東京・丸の内) ※記事に掲載した画像は特別な許可を頂いて撮影しています。通常は許可された場所以外撮影禁止です。 『画家が見たこども展』のブ…

新作エプロン

ミシンで何を縫っていたかというと… 相変わらずエプロン! ETVの『ソーイングビー』では、2時間半でトップスを一着仕上げるなどという鬼のような課題が出されて、皆さん制限時間内に形にまでちゃんと持っていってるけど、自分はそんな短時間で仕上げるなんて…

ミシン2台使い。

このところ週末は洋裁に明け暮れていたので、遠出はしなかった。新型ウィルスも蔓延しているようだし。 洋裁に時間をかけるようになると、選ぶミシン糸が今迄よりも大容量のものになる。 右の通常サイズだって、1回買えば結構持つんだけどね。 しかし大容量…

―「鋸鹿」発見100年― 磁州窯と宋のやきもの 展

静嘉堂文庫美術館では18日から、『―「鋸鹿(きょろく)」発見100年― 磁州窯(じしゅうよう)と宋のやきもの』展が始まりました。 中国宋代(960~1279)に作られた陶磁器を「宋磁」と言いますが、その中でも名品と讃えられているのが、カギカッコで強調されている…

A Certain Ratio 12th January @新宿Marz

A Certain Ratio(以降ACR)はマンチェスター出身の、ファンク、ディスコ、ラテンにフュージョンにアシッドハウスの要素を持つ、ポストパンク期に結成されたバンド。英ファクトリー・レーベルのJoy Division、New Order、The Durutti Columnといった看板バンド…

「見逃した映画特集2019」で、見逃していた映画を見た。

UPLINK吉祥寺で『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』を、ようやっと見てきた。 何故図書館という静的な空間でありながら、映画の題材となり、しかもロングランで上映されたのか?というのが不思議だった。 この映画については、こちらの対談の分量が…

新年のご挨拶。

新年明けました。 今年こそはもうちょっと、このブログを真面目に更新します。と、毎年言ってるような気がしますが…。 画像は、ひっさびさに画材を取り出して描いてみたものです。 元ネタは、分かる人には分かるでしょうって事で、本年も宜しくお願い申し上…

只今部屋の掃除中。

年末なので部屋の片付けをしていたら、よく分からん物がいっぱい出て来た。 とりあえず一つだけここに晒しておきます。 これは輪ゴムセットです。販促品だったのでしょう。 クリークって雑誌あったねぇ。 クリークは都会の刺激に敏感です。 って、いかにも80…

11月に行った所。など。

もう12月になってしまった…。 今更ながら11月の行動記録をかいつまんで書いておく。 8日はcatenary wireとmonochrome setのライヴに行った。オープニングはランドリーズ。 その流れで、15日はviva strange boutiqueに行って、羽田明子さんの写真展を見る。19…

印象派からその先へ―世界に誇る吉野石膏コレクション展

三菱一号館美術館で現在開催している、『印象派からその先へ― 世界に誇る吉野石膏コレクション』展のブロガー内覧会に行ってきました。 サブタイトルに『石膏』の文字があるので、彫刻作品もあるのかな?と、勝手に思い込んでいたのですが、全点平面作品でし…

流しの洋裁人さんと、siboのスカート。

ちょっと時間が空いてしまったが、この前の話の続き。 池袋リビングループに行った一番の目的は、『流しの洋裁人』さんのブースを見る事だった。 お店を覗き、店主さんと目が合うと、 「あ、去年もいらしてくれましたよね?」 という反応が。 そう。実は去年…

IKEBUKURO LIVING LOOP

ikebukuropark.com 池袋リビングループとは、池袋東口のグリーン大通りと南池袋公園で、年に一度開催されているイベント。2017年が第一回目。わたしは去年初めて知って行ったんだけど、ここには書きそびれてしまっていた…。 開催期間中は公園と大通りの歩道…

「士 サムライ―天下太平を支えた人びと―」展

江戸東京博物館では現在、『士 サムライ ―天下太平を支えた人びと―』展が開催中です。 前期展示は10/6まで。現在は後期展示です。 後期展示の特別内覧会に招待されたので、行ってきました。 ※画像は特別な許可を得て撮影したものです。通常は一部スポットを…

引込線まとめ。

そういえば、今まで何回ここで『引込線』を取り上げてきたのだろう?と気になったので、調べてまとめてみた。 やはり、行ったのに感想を上げていない回もあった。(2013年と2008年) 引込線/放射線(2019) almondeyed.hateblo.jp 引込線2017 almondeyed.hateblo…

スタシス・エイドリゲヴィチウス イメージ―記憶の表象

スタシス・エイドリゲヴィチウス:イメージ——記憶の表象 | 美術館 スタシス・エイドリゲヴィチウス(1949〜)の、国内では初となる大回顧展が、武蔵野美術大学美術館で開催されている。 スタシス・エイドリゲヴィチウスと、フルネームで書かれるとピンと来なか…

引込線/放射線

hikikomisen-hoshasen.com 『引込線/放射線』に行ってきた。 引込線は2008年の『所沢ビエンナーレ・プレ美術展 引込線』という名称から始まっている。 この時は所沢駅の整備施設がメイン会場だったが、その後会場を転々とし、所沢駅からは遠ざかっていた。6…

みんなのレオ・レオーニ展

『みんなのレオ・レオーニ展』公式サイト:朝日新聞デジタル 『みんなのレオ・レオーニ』と、『みんなのミュシャ』って、タイトル被ってるな。 それはさておき、レオ・レオーニ(1910-1999)は、オランダ生まれのユダヤ人。と、ここまではあのメスキータと一緒…

入門 墨の美術-古写経・古筆・水墨画 (その2)

almondeyed.hateblo.jp この記事から続きます。 紹介する順番がメチャクチャになっていますが、この展覧会の第1章は『祈りの墨〜古写経』というテーマで、奈良時代の古写経を展示しています。 ※館内の写真は、関係者の許可を得て撮影したものです。 『華手経…

入門 墨の美術-古写経・古筆・水墨画 (その1)

静嘉堂文庫美術館では、8月31日から『入門 墨の美術-古写経・古筆・水墨画』が始まっています。 この展覧会の、開催初日に行われた内覧会に参加してきました。 静嘉堂文庫の企画は、雛人形や刀といった、馴染みはそれなりにあるものの、ちょっと敷居が高そ…

原田治展 「かわいい」の発見

https://www.setabun.or.jp/index.html 原田治の『ぼくの美術帖』を読んできた者としては、必見の展覧会だぞこれは!と、鼻息荒くしながら見に行った。 ぼくの美術帖 【新装版】 作者: 原田治 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2019/07/10 メディア: 単行…

メスキータ

東京ステーションギャラリー - TOKYO STATION GALLERY - メスキータ展、ようやっと見てきた。 『メスキータ』。このインパクトのある名前。そして、この鋭くくっきりとしたコントラストの作品達が、何故今の今までこのような形で紹介されなかったのかが、謎!…

『遊びの流儀』遊楽図の系譜

サントリー芸術財団50周年 遊びの流儀 遊楽図の系譜 サントリー美術館 野外や邸内で遊んだり踊ったりするさまを描いた画を『遊楽図』と呼ぶ事を、この展覧会で初めて知った。 「遊びをせんとや生まれけぬ」 は、『梁塵秘抄』の有名な一節。 遊びは人間が生き…

マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展 (その2)

チラシは2ヴァージョン。 フォルチュニの仕事ぶりを見ていて圧倒されたのは、彼は、興味を抱いた全ての造形物を、自分の手で創り出している所でした。 照明に関心が及ぶと、ランプシェードもデザインしてしまう。 この展覧会は、天井部にも展示物があるので…

マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展 (その1)

三菱一号館美術館では現在、マリアノ・フォルチュニ展が開催されています。 最初にこの展覧会のチラシを見た時、この人はただのファッション・デザイナーじゃないんだろうなきっと…。という雰囲気を漂わせていて、とても興味をそそられました。 ファッション…

書物にみる海外交流の歴史

静嘉堂文庫美術館 静嘉堂文庫美術館で開催中のこの展覧会は、書物を通じて、日本と海外がどのように交流してきたかを読み解くのが狙い。 江戸時代に書かれた、海外文化を紹介する本や、海外の書物に影響されて書いた本、更には辞書や字典までもが展示されて…

クラシックに詳しくなくても面白く読める音楽本

artespublishing.com この本の聞き手である田中美登里さんは、『トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ』という、現在はミュージックバードで放送されている音楽番組のパーソナリティ。 ああ、この番組名、すっかり忘却の彼方だったわ! musicbird.jp …