この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

ART

渋谷ユートピア 1900-1945 とか

@渋谷区立松濤美術館 松濤美術館が開館して30年ということで、かつて渋谷に住んだ芸術家達の作品や、渋谷を描いた風景画等を集めた展覧会が開かれている。(29日まで) 展示されている作品の中には、過去に同会場で行われた企画展を思い出させるものが多く、…

池袋モンパルナス展

@板橋区立美術館 この展覧会は、今まで自分が関心を寄せてきて、機会がある毎に作品を見てきた画家や作家さん達が、ゆるやかに繋がっていくような感覚が得られて、とても面白かった。 今回はどちらかというとシュルレアリスム系が充実していて、それも面白く…

さよなら九段下ビル

いちどは入ってみたかった九段下ビル。 結局入れたのは解体直前になってからだった。 しかし、建物全体は回れないようになっていた。 旧フランス大使館の時のイベントみたいなものを想像してはいけなかったようだ。 屋上に展示されていた作品。 古い建物には…

TOYEN 「涜聖の森」展

@LIBRAIRIE6/シス書店 「涜聖」は、(とくせい)って読むのか。知らなかったー。 なかなか日本ではお目にかかる事ができないトワイヤンの作品を間近に見てきました。 シス書店にははじめて行ったんだけど、暗かったせいか看板がよく見えなくて、ちょっと道に…

生誕100年記念 瑛九展

@埼玉県立近代美術館、うらわ美術館 ※2館同時開催 今年は、岡本太郎、瑛九、藤牧義夫、南桂子といった方々の生誕100年展が開催されている。 みんな日野原先生と同い年って事なのか。それはビックリ。 今回、たくさんの瑛九作品を目にすることが出来て嬉しか…

消息不明といわれた方々

安田南 Some Feelingアーティスト: 安田南出版社/メーカー: ブリッジ発売日: 2004/07/25メディア: CD クリック: 8回この商品を含むブログ (3件) を見る 安田南 いま、いずこ この記事に接するまで、安田南というジャズシンガーが存在していたことすら知らな…

プレ展から数えて3回目となるこの美術展。今回は所沢市生涯学習推進センターと、旧所沢市立第2学校給食センターの2会場で開催。 会場として見応えがあったのはやはり、第2会場の旧給食センター。 廃墟好きにはたまらんものがあった。 わたしが行った日は、利…

彫刻家エル・アナツイのアフリカ展

@埼玉県立近代美術館 エル・アナツイ(1944-)はガーナ出身の、現代美術のアーティストという肩書になっているようだけど、作品を見ると、いわゆる民芸品と芸術作品の狭間にあるようなものだな、とつらつら思っていたら、この展覧会は国立民族学博物館から巡回…

牛島憲之 ―至高なる静謐― 展

@渋谷区立松涛美術館 この前、府中市美術館で「江戸の人物画」展を見て来ました。凄く面白かったです。出品リストを見て、前期を見逃した事を後悔しました。レコードに例えるならば、前期はA面で後期はB面のようなセレクト。かな? 府中市美術館に足を踏み…

鹿島茂コレクション1 グランヴィル−19世紀フランス幻想版画展

@練馬区立美術館 グランヴィル[本名:ジャン=イニヤス=イシドール・ジェラール](1803-1847)は、風刺新聞における風刺画や、挿絵の世界で活躍した人。 表現手段はリトグラフや木口木版なんだけど、とにかく細かい!鑑賞中に虫眼鏡が欲しくなったぐらい。 …

シュルレアリスム展 とか

@国立新美術館 展覧会が始まってからすぐに見に行ったんだけど、感想を書きあぐねているうちにどんどん記憶が薄らいできてしまった。 行った日は、文化庁メディア芸術祭も同時開催中だったので、館内は人で溢れていた。 メディア芸術祭の方は混雑ぶりが半端…

カンディンスキーと青騎士展

@三菱一号館美術館 あけましておめでとうございます。 新年最初はこの展覧会に足を運んでみました。 青騎士とは、1912年にヴァシリー・カンディンスキー(1866-1944)とフランツ・マルク(1880-1916)が創刊した芸術雑誌の名前であり、同時に彼らが行なった革新…

―生誕100年記念展― 写真家・名取洋之助

@JCIIフォトサロン・クラブ25 わりかし最近になってこの本に出会い、かなり面白かったので、展覧会があったら是非見たいと思っていたのでした。 名取洋之助(1910-1962)は、日本の報道写真家の草分け。1928年に留学のため渡独。その地ドイツで写真家としての…

ぼくの美術帖 / 原田治

北園克衛の存在を兄弟展の開催で遅ればせながら知り、その流れでようやっとこの本に辿り着いた。 現在、みすず書房の「大人の本棚」シリーズに連なっているこの本は、元々は1982年にPARCO出版から刊行されたもの。 ん?1982年PARCO出版?って事は、もしかし…

橋本平八と北園克衛展

@世田谷美術館 いやぁ、良かった。1920〜30年代の日本美術に興味を持つようになってから結構長いけど、まだまだこの時代の、自分の知らないこんな凄い芸術家がいるんだという事を、まざまざと見せ付けられた展覧会だった。 兄である橋本平八(1897-1935)は伝…

東京国立近代美術館

麻生三郎展と鈴木清展を同時に見れるだけでもかなり濃いのに、所蔵作品展までも濃かったです。4Fは長谷川利行の特集コーナーが設けられていて、初公開作品が展示されていたりして。これ、「開運! なんでも鑑定団」で発見されたお宝だったようで。へ〜と思い…

鈴木清写真展 百の階梯、千の来歴

@東京国立近代美術館 ギャラリー4 鈴木清(1943-2000)という写真家の存在は、この展覧会を見るまで知らなかった。 ただ、チラシの雰囲気に惹かれた。匂いを嗅ぎ付けたという感じか。 調べてみたら、去年開催された「‘文化’資源としての《炭鉱》展」にも、この…

麻生三郎展

@東京国立近代美術館 企画展ギャラリー 麻生三郎(1913-2000)の、没後初となる本格的な回顧展。 去年見た「麻生三郎とそのコレクション」展で展示されていたコレクション作品のチョイスがとても良くて、印象に残っていました。(id:almondeyed:20090923) しか…

馬喰町界隈 メモ

たまにはこの辺で見た展覧会の事を書いておかないと、見に行った事すら忘れてしまいそうになるので、メモ。既に終了しているものが殆どです。 岩田俊彦「個展」 @レントゲンヴェルケ 最近「漆」に惹かれているので、この展覧会はタイムリーだった。 伝統的な…

2010年 美術検定

去年(id:almondeyed:20091116)に引き続き、今年も日曜日に2級を受けてきました。 自己採点をしてみたら、今年もどうやらダメだったようだ。 記憶力が低下しているっていうのは去年も書いたけど、早い話、相変わらず勉強不足なのだ。 ま、半分ネタで受けてい…

陰影礼讃―国立美術館コレクションによる

@国立新美術館 「陰影」をテーマにした展覧会という事で、開催前から結構気になっていたのだが、なかなか見に行けなかった。 最初、「陰影礼讃」というタイトルから勝手に、細かく区切られた部屋で薄明かりのもとに作品を鑑賞する試みなのかとイメージしてい…

稲垣仲静・稔次郎 兄弟展

@練馬区立美術館 2人とも全く知らない人だったのですが、兄稲垣仲静の、「大正時代に活躍した夭折の日本画家」という煽り文句に惹かれて行ってきました。 稲垣仲静(1897-1922)の絵は、いわゆる「デロリ」の系譜だった。代表作である「太夫」の、お歯黒をむき…

スウィンギン・ロンドン 50's-60's 展

@埼玉県立近代美術館 ジョージ・ベスト本を読んでいた時は、この展覧会ってベストが輝いていたthe swinging 60'sにジャストじゃないの!と盛り上がっていたのですが、何故か行くタイミングを逸し、気がつけば会期終了間際。サッカー熱もどこへやら…。美術館…

@神奈川県立近代美術館 葉山 浜田知明の作品は、凄惨、且つ硬質で、でもどこか醒めていて、メルヘンチックで、ユーモラスですらある。自分がこの世界観に興味を抱いてから、もう随分と長い。 浜田氏は現在92歳。何と、セツ先生と同じ1917年の生まれである。…

長沢節展

池袋のEchika池袋ギャラリーで、長沢節展が開催されているというので行って来ました。29日迄だそうです。おっと、危うく見逃す所だった。 ここは、ギャラリーとは言っても、Echikaの一角の壁面を解放しているだけなので、作品数は少ないです。でも、恐らく一…

深井克美の絵

ART

神田日勝、鴨居玲と来たので、次は深井克美(1948-1978)。 鴨居玲と深井克美は、坂崎乙郎の名前を出すと急接近する。 神田日勝と深井克美は1998年に、練馬区立美術館で2人の展覧会を開催していた。残念ながらこれは見逃す。終わって1〜2年ぐらい経って、別の…

没後25年 鴨居玲 終わらない旅 展

@そごう美術館 やっと、やっと鴨居玲の作品を生で見る事が出来た。 鴨居羊子はつい最近まで知らなかったけど、鴨居玲の絵だけは随分と前から知っていた。 その昔、西武ギャラリーで回顧展が開催されたのだが、ポスターを見て猛烈に気になりつつも、その時は…

帯広に行ってきた。 滞在期間が短かったので、観光地巡りは出来なかったのですが、この美術館にだけは運良く訪れる事が出来ました。 道産子を自称する者で、神田日勝(1937-1970)の絵を知らないと言う人がいたら、そいつはモグリだと断言してもいい。そういう…

フェリックス・ティオリエ写真展

@世田谷美術館 会期終了間際に行って来た。 世田谷美術館に行くのは何故か暑い季節の時が多い。今回もそう。行くだけでバテた。 なので感想は手短に。(ヲイ!) この展覧会でクローズアップされているのは19世紀のパリの風景や、田舎の自然風景の作品群で、そ…

時の宙づり - 生と死のあわいで

@IZU PHOTO MUSEUM 最初、割引券に使われているレースの白ドレス姿の女性の写真を見た時、尋常ではない雰囲気を感じ取り、凄く気になったんだけど、場所の遠さがネックとなり、行く気が萎えていたところ、ふと本屋さんでこの展覧会のカタログを見付けて、手…