この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

原田治展 「かわいい」の発見

https://www.setabun.or.jp/index.html 原田治の『ぼくの美術帖』を読んできた者としては、必見の展覧会だぞこれは!と、鼻息荒くしながら見に行った。 ぼくの美術帖 【新装版】 作者: 原田治 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2019/07/10 メディア: 単行…

メスキータ

東京ステーションギャラリー - TOKYO STATION GALLERY - メスキータ展、ようやっと見てきた。 『メスキータ』。このインパクトのある名前。そして、この鋭くくっきりとしたコントラストの作品達が、何故今の今までこのような形で紹介されなかったのかが、謎!…

『遊びの流儀』遊楽図の系譜

サントリー芸術財団50周年 遊びの流儀 遊楽図の系譜 サントリー美術館 野外や邸内で遊んだり踊ったりするさまを描いた画を『遊楽図』と呼ぶ事を、この展覧会で初めて知った。 「遊びをせんとや生まれけぬ」 は、『梁塵秘抄』の有名な一節。 遊びは人間が生き…

マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展 (その2)

チラシは2ヴァージョン。 フォルチュニの仕事ぶりを見ていて圧倒されたのは、彼は、興味を抱いた全ての造形物を、自分の手で創り出している所でした。 照明に関心が及ぶと、ランプシェードもデザインしてしまう。 この展覧会は、天井部にも展示物があるので…

マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展 (その1)

三菱一号館美術館では現在、マリアノ・フォルチュニ展が開催されています。 最初にこの展覧会のチラシを見た時、この人はただのファッション・デザイナーじゃないんだろうなきっと…。という雰囲気を漂わせていて、とても興味をそそられました。 ファッション…