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この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

東武百貨店で開催中の有田の魅力展に行って来た。

exhibition
デパートの底力!

 池袋の東武百貨店で今日から『400年 有田の魅力展』が始まっているのですが、前日に行われたオープニングセレモニーに招待されたので、その模様を手短にお伝えします。会期は28日(火)迄なので、ぐずぐずしてると終わっちゃうー!

 

※写真は主催者の許可を得て撮影したものです。

 

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 オープニングセレモニーのゲストとしてビッグ・サプライズだったのが、ドナルド・キーンさんだった。まさか、こんなデパートでお目にかかれるとは!あなどれないぞ、東武!

 

フードコーディネーターの遠藤文香さんによるミニレクチャー。

 

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デパ地下で買って来たお惣菜も、こうして有田焼の豆皿に乗せれば、ぐっと格調高い一品に変身するという見本を披露してくれました。これはお酒の肴としてコーディネートしたもの。箸置きにも豆皿を使用。

 

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これは持ち手に有田焼をあしらったお酒のグラス。わたしはあんまりお酒が飲めないから、これはもっと別の用途に使ってみたいなと思った。

 

重要無形文化財(人間国宝)、井上萬二さんのミニレクチャー。

 

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白磁は白一色で、化粧も何も施されていない究極の造形美だと仰ってましたが、この白そのものが美しい肌の色に見えて、何とも色っぽかった。

それよりも、こうして作家ご自身と作品とが並んでいると、頭の形が壺の曲線と相似形で、本人のイメージする究極の形とは、自分自身の輪郭の中にあるのではないかと思わずにはいられなかった。

 

有田焼の歴史についてのミニレクチャー。

 ここでは有田焼の様式が400年でどう変遷していったかというテーマで、佐賀県立九州陶器文化館館長の鈴田由紀夫さんが詳しく解説してくれました。お話に聞き入ってしまったので、写真も何も撮ってないです。このミニレクチャーでようやっと、色絵の様式の違い等が分かってきたように思います。自分の好みとしてはやっぱり、初期伊万里の稚拙さに惹かれるかな。

 

 

このように本展は、普段だと九州まで行かないと見られないような磁器の名品が、デパートの買い物ついでに見られるという、お得な企画なのです。ていうか、昔のデパート文化華やかなりし頃は、こういう方が主流だったか。パーッと派手な催事を短期決戦でやっちゃおうというコンセプト。

 

東武百貨店だって昔は東武美術館があったし、その後は、今は青山にある伝統工芸のお店が一時入ってたし、こういう伝統工芸の紹介に、取り組み続けているデパートなのだなというのが、今回の催事のオープニングセレモニーに参加した事でよく分かった。これからもがんばって欲しいです。

なお、同会場の次回展示は大和和紀展だそうで。これも行かなきゃ!

 

『日本磁器誕生・有田焼創業400年 400年 有田の魅力展』

会期:6/23(木)~28(火)

会場:東武百貨店 池袋店 8F催事場(1~3番地)