この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

空気が読めない人。(それは自分)

この前、もうすぐ会社を辞める若い男性社員と帰りが一緒の時間になったので、一緒に駅まで歩いて行った。
その日は雨がぱらついていたので、わたしは傘をさしていた。しかしその人は持っていなかったので、わたしの傘に入ろうとするのだが、生憎身長差が半端ないので、長身の彼がわたしの傘をひょいと持ち上げ、わたしが傘に入るという形に。
流石はイタリア人。こういう動作を難なくこなすのだなとつくづく感心する。

駅に着いてホームに上がると、いつもはホームの真ん中辺りに行くのだが、「今日はこっち。」と、進行方向前寄りに足を進める。
そう、彼とはたまに一緒の電車に乗る事があったのだ。
あれ?とは思ったのだが、彼は転職するにあたって自宅を引越したので、その都合で乗る場所を変えたのかなと思った。それで、自分ものこのこと彼の後をくっついて行ったのだ。

丁度電車が行っちゃったばかりなので、ちょっとだけ待ち時間があった。
その間は取り留めのない事を喋っていたのだが、そのうち視界に若い女性(日本人)が入って来た。
そうか。そうだったのか!ゴメンよイタリア人。自分は思いっきり野暮だった!この日はまるっきり平日だったから察しなかったよ!

ホームの端って、実はさりげなくデートスポットだったりするのだ。

今度から気を付けよう。。。でももうすぐいなくなっちゃうんだよな。ユニークな存在だっただけにちょっと寂しい。