Hercules Seghers
ヘルキュレス・セーヘルス(c. 1589 – c. 1638)はオランダ、ハールレム生まれの画家。
同郷の画家では、ファン・デル・ヘルスト、ロイスダールなどがいる。
17世紀はオランダ絵画の黄金時代と言われているが、この時代に活躍したにも関わらず、セーヘルスの名前を美術関連の書物等で目にする機会はそんなにない。
英国ですら、大英博物館でまとまった数の版画作品が公開されたのは、2年前が初めてのことだったという。
こういう、樹木を描いた作品に惹かれる。
最近、家にあった古い美術手帖を見返してみたら、この画家の自画像が不鮮明な画像で紹介されていたのだ。
ヘルキュレス・セーヘルス。この自画像にはレンブラントの加筆もあるという。
不鮮明すぎて申し訳ないのですが、これを見た時に、この人が17世紀の人だとはにわかに信じられなかった。
19世紀以降の人っぽい、と思った。
一説によると、ゴッホみたいな性格だった、とも言われている。
早すぎた芸術家だったのか?
この『自画像』はレンブラントが補筆して、レンブラントのサインまで入っているのだ。
そんな事をされた画家って、他にもいるのか?わたしははじめて聞いたぞ。
この絵はいったいどこで見ることが出来るんだろう?
この時代に、こんな風に本を描いた人が、他にいただろうか?
Hercules Segers - Artists - Explore the collection - Rijksmuseum