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この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

そうめんのはなし

9月に入ったけどまだ蒸し暑いので、そうめんにまつわる昔話を書きます。
そうめんをゆでている時にふと思い出しました。
また、このブログに書いている友達が登場する話です。


そうめんを食べる時はいつもゆでるだけで、つゆは市販のもので手っ取り早く済ませてしまう。
いまだにつゆをいざマニュアルなしで作ろうとすると、途方に暮れてしまうのだ。恥ずかしい事に。


昔、その友達の家でそうめんをご馳走になった事がある。
彼女は、手慣れた様子でというわけではなかったが、それでも、何も見ないで一から、そうめんつゆまで手づくりしてくれた。
どんな手順だったか、自分は当時、今よりずっと料理オンチだったからさっぱり覚えてない。
たぶん、彼女の実家で作っていた時の手順を頭の中で反芻しながら、そのとおりに作っていたのだろう。
わたしの家で作る甘ったるいつゆとは違う、キリッとしたしょっぱさがあったように記憶している。
でも、食べる直前に溶き卵をトローッとつゆに垂らしたはずだから、味はかなりマイルドになっていたと思うんだけど…。
どうも、この辺は記憶が曖昧だ。
とにかく、美味しかった。
そうめんを冷水に浸す時も、食べやすいように一口ずつ束にして、丁寧に並べてくれた。
「ここまでしなくてもいいんだけどね~」
なんて言いながら。
自分の家でもここまで手をかけてくれてたんだろうか?
全然そういう手順を見てこなかったので、自分が恥ずかしくなった。
彼女は料理の所作が、少なくとも自分よりはずっと身についているんだなというのを思い知らされた。


でも、それがちょっとおかしな感じに自分の中で記憶されているのは、当時彼女の住んでいたアパートの台所にはガスコンロがなく、床に置いてあるカセットコンロを使い、正座しながら煮炊きしていたからだ。
ガスは通ってるんだけど、ガスコンロ用の台にコンロが乗せられない位置にガス口が取り付けられていた。
あれは酷い手抜き物件だった。
その後の駅前開発により、あの建物自体が今では跡形もない。


とりあえず、今度は一から自分でそうめんつゆを作ってみようと思います。

実践・料理のへそ! (文春新書)

実践・料理のへそ! (文春新書)


この本に載っていたつゆの作り方が美味しそうだったので、試してみよう。
干し海老と干し椎茸を一晩水に浸けて戻すと書いてあった。
やはりこのぐらい時間をかけて気合を入れないと、美味しいつゆは出来ないのかな。