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この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

My Bloody Valentine Japan Tour 2013

2/07(Thu) @新木場Studio Coast


マイブラのライヴを見るのは実に約22年(!)振りなのである。
22年前のライヴと明らかに違っていた所は…、

  • メンバー間に透明アクリル板みたいなパーテーションが立てられていた。
  • 半端ない数のアンプがうず高く積み上がっていた。
  • ケヴィンの使っていたギターの本数が無茶苦茶多かった。途中から気付いたから本数は数えられなかったけど。
  • メンバーの使う楽器を管理する専用のスタッフがステージにいた事。
  • 新曲披露の時は2回も演奏をやり直した。

少なくとも初来日公演の時はしなかったと思う。あの時だってラヴレス発表直後だったぞ。

  • 「You Made Me Realise」のノイズパートは、前回はヘドロのようにのたうち回る印象だったのだが、今回は轟音の圧力に全身を支配されてしまった事!

五臓六腑に染み渡る騒音は、なかなか体験出来るものではない。耳栓装着を怠ったので、耳がやられてしまうのではないかという恐怖心で冷や汗が。仕方ないので目をつぶって、布団の様に覆い被さってくる騒音に身を委ねると、「ノイズ浴」か?と思える心地良さ!そんなわけで体は完全に棒立ち。


一方で、変わらないのは彼らのがむしゃらとしか言いようのない演奏!
つんのめるようなスピード感は健在だった。
本当に、あの時のライヴからそれ程迄に長い年月が経過したんだろうか?
その長さがすっ飛んでしまったような演奏だった。
幾ら時間が過ぎようとも、彼らの根本はずっと揺るぎないものとしてそこにあったのだ。


でも、本当に変わったのはミュージシャンを取り巻く状況の方だと思う。

  • 昔は、会場入りする時には入念なカバンチェックがあったのに、今は一切なし。
  • ライヴ中の観客の集中度が落ちたと思う。

見落としてもあとでyoutubeに上がるだろうとでも思ってるんだろうか?演奏中に、ライヴとは全然関係ない内容のメールを返信している人がいたのには驚いた。そんな光景を一部始終観察する自分もどうかと思ったが…。

  • 恐らく、会場に来ていた人の大半は、事前に新譜をネットで聴いていたであろう状況。

22年振りの新譜だっていうのに、クリックひとつで手軽にね…。


この日は、初来日公演でもご一緒した友人と見た。開演前から昔の話をずっと、まるでついこないだの事の様に喋ってたので、側で聞いていたかもしれない若い衆は思いっきり引いてた筈。これじゃあ何十年も前の話をつい昨日あったかのように生き生きと喋る年寄りと一緒だもんな。いやでも、マイブラの現在進行形が、きっと我々をも時間の経過を超越させたのだろう。
…という結論で果たしていいのか?自分。