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この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

The Monochrome Set 10/21(sun)

@新代田Fever
去年(id:almondeyed:20110416:p1)に引き続き、モノクローム・セットが日本にやって来てくれた。
前回と大きく異なるのは、去年は往年の名曲をプレイするツアーだったけど、今年は新譜を引っさげての公演だという事。なんと17年ぶりよ!まだちゃんと聴いてないんだけど…

Platinum Coils

Platinum Coils


この日のレスター・スクエアさんは「?」マークのついたスーツ姿。
思わず「貴方ははてなの住人??」というくだらんツッコミを入れそうになった。


わたしは彼らの初来日公演が初モノクロライヴだったんだけど(1990年)、あの頃から既に“伝説のバンド”だったわけで。
現在に比べれば遥かに若い演奏からも、必死こいてポストパンク期の空気を感じようとしていた。
あの時はビドよりも、よくぞ戻ってきた!という歓迎ムードなのか、レスターへの声援が段違いに多くて、ビドさんはちょっと不機嫌だったような覚えが。


…なんて事をつらつらと思い出していたのは、ライヴ中盤で「Fun For All The Family」が演奏された時だった。
この日は、この曲に思いがけずポストパンクの香りを嗅ぎとったからだ。
出だしのベースラインがかっこいいんだな。ひっさびさに聴いたせいもあるんだけど、痺れた。
自分の中では、この曲がこの日のライヴのクライマックスだった。

これよりもスタジオ・セッションのヴァージョンが好き。


と、回想モードに浸ってしまったが、彼らはそんなわたしには全く目もくれず、現役ライヴバンドとして突っ走っている。
一時は死の淵をさまよったビドさんは、奇跡的に回復し、こうして日本にまで来て歌ってくれている。
実は、あの頃の空気を漂わせる生き残りバンドって、そう多くはない。
わたしがリアルタイムでポストパンク期の、あの独特の感触を味わっていたのかというと、かなりビミョ〜なところなんだけど。
でも、少なくとも、81年から82年にかけて、当時の音楽から感じていた空気の重さが、突然軽くなったと感じた、あの不思議な感覚だけは一生忘れることができない。
その辺を思い出させてくれる貴重なバンドなのだ。モノクローム・セットは。