この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

懐かしのニット帽

編み物ネタも続けてみる。


スウェーデンから届いたニット ぼうし 手ぶくろ くつ下 ( )

スウェーデンから届いたニット ぼうし 手ぶくろ くつ下 ( )


最近出版されたこの本に、懐かしいデザインの帽子が載っていた。
ここでは ボンネット帽 という名前までついている!
いやー、ずっと自分の中では名無しだったから、ネットでもどう検索していいか分からなかったのだ。だから単純に「ニット帽」で画像検索をかけて、この本に載っているという情報を突き止めたわけです。
画像が出なかった時期は、このパターンを自力で公開してみようかと思った事もあったんですがね。


子供の頃、母親が近所の方からパターンを教わり、編んでくれました。
その当時は、ノルウェーあたりで、スピードスケート選手が被っていた帽子だという風に教えて貰った記憶があります。
ちょっと中世の甲冑をも彷彿とさせるデザインなんですが、耳まですっぽりと覆われるから、防寒には最適。


というこの帽子を、大人になってから思い出し、自分でも編んでみたくなり、パターンを母親に尋ねてみるも、ただジグザグに編めばいいという適当なインストラクションしか得られず。なので、とうとう昔の衣装箱を引っ張り出し、当時編んでくれた帽子を発掘。よくぞ残っていた!
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本に載っているデザインとはちょっと違います。
これは目数自体の増減がない、本当にシンプルな編み方です。


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このパターンを起こして、編んでみました。
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モールっぽい伸縮性のない糸を使ったので、被っているうちに編み目がぐずぐずになってきてしまった。
ま、これも“味”って事で。(いいのか?)
アクリル糸なので、あんまり暖かくはないです。


おでこの部分はギザギザになるけど、バリエーションの一つとして、参考にしてみて下さい。