この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

辺境のポップ・ミュージック

最近フォーク系の音に心惹かれております。
WarpレーベルがGravenhurstのようなフォーク系のアルバムをリリースした事も、結構話題になっているようですね。これはWarpの人がMixing ItというBBC3でやってるラジオ番組で、たまたま彼らの音を聴いたのがきっかけだったらしいです。何かこう、突然ぐぐっと来たんでしょうか。ちょっとしたタイミングで、凄く深い部分まで入り込んでくるような音っていうのはやっぱり、シンプルな楽器構成だったりするんですよ。そして勿論忘れてはならないのが声の力。
↓こちらでセッション映像を見る事が出来ます。
http://www.bbc.co.uk/dna/collective/A2799606


Dazed & Confused6月号では、英国領の島から出てきたミュージシャンというカテゴリーで、The Bees(ワイト島)、Mylo(スカイ島)、Half Cousinオークニー諸島)が取り上げられていました。こういう地域的辺境さも彼らの音楽を特徴づける1つの方法ではあるな。無理矢理だけど。


http://www.thegreenmanfestival.co.uk/
一方で、フォーク系で注目されている人達をカントリーサイドに集結させるというコンセプトの(←勝手な解釈ですが)、The Green Man Festivalというイベントが成り立ったりもしています。


http://www.poptones.co.uk/spiel/04_05_30/johnstammers.htm
Poptonesでは、John Stammersという奇妙な?SSWに注目し始めているようで、最近登場し出したフォーク系アーティスト達と照らし合わせながら、今の音楽シーンの、確実に存在している動きをまとめています。
それによると、彼らはIncredible String Band、Vashti Bunyon、Treesといった60〜70年代初頭のフォークミュージックの流れから来た、いわばアウトサイダー達であるそうで。


この辺の記事に登場するミュージシャンの名前はゆるやかにリンクし合っているので、気になる名前を検索して音に触れていったりすれば、更に新たな流れが見えてくるかもしれない。