この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

今日は父の日。

Horace Silver - Song for My Father ジャズ好きな父にこの曲を捧げる。 って、本人がこの曲を知っているかどうかは、まだ確かめていない。 曲自体は昔から何となく馴染みがあるんだけど、タイトルを知ったのはつい最近の事だったりする。 この、ラテンっぽ…

今月のエプロン。

先月、今年も参加してきた『モノマチ』というイベントで、リボンや紐の類を幾つかgetしてきたので、それを使ってこんなエプロンを作ってみた。 脇開きタイプのデザイン。パターンは適当に自分で起こした。肩の部分は自分の原型に合わせたから、着用感は意外…

ある編集者のユートピア 小野二郎:ウィリアム・モリス、晶文社、高山建築学校

ある編集者のユートピア | 世田谷美術館 SETAGAYA ART MUSEUM 最初この展覧会の情報を目にした時は、会場を思わず二度見してしまった。 せ、世田谷美術館? 世田谷文学館じゃなくて?と。 小野二郎(1929-1982)は、晶文社を立ち上げた編集者、英文学教授。そし…

へそまがり日本美術

へそまがり日本美術 - 禅画からヘタウマまで 令和に入って最初に見に行った展覧会はこれ。 開館前に行ったら、既に20人ぐらいの行列が!ビックリ!! でも、実際展示室に入ってみたらこの人気に納得。あんな脱力ゆるキャラ勢揃いな展覧会なんて、そうそうお目に…

『日本刀の華 備前刀』展

静嘉堂文庫美術館では、13日(土)から『日本刀の華 備前刀』展が始まっています。 展覧会初日に行われたブロガー内覧会に招待されたので、参加してきました。 ここ数年、刀剣乱舞人気によって日本刀が大注目で、あちこちの美術館・博物館で日本刀の展覧会が…

『ラファエル前派の軌跡』展

これは撮影可能スポットにあったセット。ロセッティの絵の中に入り込んだ写真が撮れる。 三菱一号館美術館では現在『ラファエル前派の軌跡』展が開催されています。 同館では過去、『ザ・ビューティフル-英国の唯美主義展』、『バーン=ジョーンズ展』といっ…

水玉ラップエプロンを作った。

クライ・ムキのはじめてぬう、かっぽう着とエプロン―S・M・Lの実物大型紙つき (主婦の友生活シリーズ) 作者: クライ・ムキ 出版社/メーカー: 主婦の友社 発売日: 2014/06/19 メディア: ムック この商品を含むブログを見る この本に載っているパターンを参考…

林忠正 ジャポニスムを支えたパリの美術商

すいませんうっかり更新が止まってしまいました。気付けばもう桜の季節…。 深井克美展は結局見に行けませんでした。代わりに3月は、都内の展覧会にピンポイントで回っております。 林忠正―ジャポニスムを支えたパリの美術商|開催中の展覧会予定|国立西洋美…

深井克美展が開催される。

2月5日から北海道立近代美術館で、『生誕70年・没後40年記念 深井克美』展が始まります。 うわー!、『待望の』って言葉がつい出ちゃう好企画! 本州に巡回しないかな〜?、という淡い期待を抱いたりもしたんですが、やはりこれは彼の故郷である北の大地で見る…

岩﨑家のお雛さまと御所人形(その2)

展示品の中には、岩崎家の稚児雛だけでなく、立雛や犬筥でも、かなり大きなサイズのものが出品されていた。 これが大サイズ(横43cm)の犬筥。江戸時代後期のもの。 対になっているんだけど、ガラスケースには一つしか入らない。存在感ありまくり。 これが大サ…

岩﨑家のお雛さまと御所人形(その1)

桃の節句も近づいて来ましたが、静嘉堂文庫美術館では1月29日から『岩崎家のお雛さまと御所人形』展が始まりました。 先日、一般公開に先立って行なわれたブロガー内覧会に招待されたので、その時の様子をレポートします。 雛人形を美術館で見る機会は限られ…

新年のご挨拶。(遅!!)

もう1月も半ばを過ぎましたが、今年最初の更新です。 このところずっと、ネットもろくに見ないで編み棒を握っておりました。 パズルを解いていたら、こんな画像が出て来た。そう、こんな感じ。ちょっと持ち方が違うけど。 編んでいたのは指なし手袋。 手首を…

今年最後に見た展覧会。

今年はもう少し更新の頻度を増やそうと思ったのだけど、後半は失速してしまった。 駒井哲郎展の感想も書けなかったしなぁ…。 仕事納めの大掃除で疲れた身体を引きずって、向かった先は『ムンク展』。 今回やって来た油彩・テンペラ画による『叫び』は、初来…

マルセル・デュシャンと日本美術

マルセル・デュシャンと日本美術 | 東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展 何でトーハクでデュシャン展なんだよ。 何で大報恩寺の快慶・定慶展とセットなんだよ。 と、ツッコミどころ満載なので見てきた。 デュシャン展は以前、瀧口修造とデ…

iPod Touch 6のバッテリーを交換した。

3年使い続けたiPod Touchだが、流石にバッテリーがへタレてきたので、お店に行って交換して貰おうとしたら、バッテリーの在庫がないので、取り寄せるのに時間がかかると言われた。 別に急いでいるわけじゃないので待っても良かったのだが、もしかして自分で…

フィリップス・コレクション展

“全員巨匠!”って確かにそうだけど、そこは三菱一号館だから、一筋縄ではない。 このチラシは、巨匠別に数ヴァージョン作られているようだ。 三菱一号館美術館では、10月17日から『フィリップス・コレクション展』が始まりました。 フィリップス・コレクショ…

another sunny day 2018 10/13高円寺HIGH (b-flower, The Laundries, For Tracy Hyde)

ひっさびさにb-flowerのライヴを見た。 ライヴというものを見る事自体が久し振りだったんだけど、思い切って行って良かった! ジャンゴレコードの松田さんが、b-flowerの八野さんは、今が一番いいと言っていたけど、ホントにそうだった! 対バンのThe Laundrie…

~生誕200年記念~幕末の北方探検家 松浦武四郎展

『北海道』の名付け親。 静嘉堂文庫美術館では、24日から松浦武四郎展が始まりました。 松浦武四郎(1817-1888)は、「幕末の北方探検家」、「北海道の名付け親」として知られている人物。 10代半ばから旅に出るようになり、蝦夷地には生涯に計6回も訪れたと…

[世界を変えた書物]展

[世界を変えた書物]展 人類の知性を辿る旅|金沢工業大学 上野の森美術館で明日まで開催の、この展覧会に行ってきた。 「本好きなら見ておくべし!」という煽り文句に釣られて、隙間時間に足を運んだのだけど、すげー知の連鎖にアップアップと溺れ続け、気…

資生堂「第12回 shiseido art egg賞」贈賞式

先日開催された、第12回shiseido art egg賞の贈賞式に参加してきました。 Shiseido art eggは、資生堂ギャラリーが2006年から始めた新進アーティストの活動を応援する公募展で、入選者には資生堂ギャラリーでの個展のチャンスが与えられる。 今年の応募総数…

絶滅危惧種。街のレコード屋さん。

最近は地方だけでなく、大都市でも急激に姿を消しつつある、個人営業のCD屋さん。 自分は近年、積極的に音楽を聴かなくなってしまい、CD屋さんという場所から遠のいているので、店舗減に加担する側の人間だ。 そんなわたしだが、奈良に行ったら是非立ち寄り…

糸のみほとけ その2

糸のみほとけ展では日本のみならず、中国、朝鮮で作られた繍仏画も出品されていた。 昨年江戸東京博物館で開催された『江戸と北京』展では、北京首都博物館から『地蔵菩薩本願』の繍経本が出品されていて、その出来が凄まじかった。 今回の展覧会も、ああい…

糸のみほとけ その1

糸のみほとけ|奈良国立博物館 26日で終了したこの展覧会の最終日に、滑り込みで見てきた。 日本の歴史において、顔料で描いた仏画よりも、刺繍や綴織による仏画の方が古くから制作されていた事は、この展覧会を見るまで全く知らなかった。 この『糸のみほと…

没後50年 藤田嗣治展

【公式】没後50年 藤田嗣治展 先日、藤田嗣治展を見てきた。 お盆休み期間に見に行ったので、結構混んでるのかな?と思いきや、ほぼゆったり見れた。意外! そういえば、所謂海外で名を馳せた日本人アーティストって、国内では渋い評価だったりする。オノ・ヨ…

ステンシルに初挑戦。

現在通っている洋裁教室の生徒さんの中に、ステンシルの先生をされている方がいらっしゃるので、先日その方によるステンシルの一日体験講習会(ワークショップ?)が洋裁教室内で企画され、参加してきました。 この日は洋裁の先生も教わる側だったので、もの…

残暑御見舞申し上げます。

暑さのせいばかりじゃないけど、更新が止まってしまいました。 お盆休みは、久々に銀座に立ち寄った。 銀座奥野ビル真向いにあるセブンイレブンのイートインスペースに座ると、ちょっと異国にいるような気分になれる。 ここは絶好の撮影スポットなので、カメ…

ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界

三菱一号館美術館は、現在ショーメに占領されている! ショーメは1780年にスタートした、フランスで最も長い歴史を誇るジュエラー。 古くはナポレオン1世と皇紀ジョゼフィーヌの御用達として、装飾芸術の傑作を数多く生み出し、伝統を重んじつつ革新性を追求…

―明治150年記念― 明治からの贈り物

先日、この展覧会のブロガー内覧会に参加しました。 今年は明治維新から丁度150年という事で、あちこちで明治時代の逸品を紹介する展覧会が開催されている。一つ前に紹介した有田焼のイベントもそうだった。 現在、静嘉堂文庫美術館で開催中の『明治からの贈…

有田の魅力展2018

www.arita.jp 池袋東武百貨店では21日から『有田の魅力展2018』が始まりました。 東武では2年前にも有田焼400年を記念して、有田の魅力展を開催しました。今回はその続編といった趣か。 前回は、有田焼400年の歴史を辿る展示に力を入れていたけど、今回は現…

戦後美術の現在形 池田龍雄展―楕円幻想

www.neribun.or.jp その後の足の状態は、普通に歩けるぐらいに回復した。 先生も、「うん。かなり良くなったね。でもあんまりうろうろ歩き回らないように。」 と言ってくれた。 しかし、診察後あっさりとその忠告を破り、その足で練馬区立美術館に行く。 も…