この世はレースのようにやわらかい

音楽ネタから始まったのですが、最近は美術、はたまた手芸等、特に制限は設けず細々と続けています。

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ナム・ジュン・パイク 没後10年。

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なんだかここを更新する余裕がこのところ無かった。 その間、プリンス訃報のニュースが飛び込んで来たりとかして、これについては一言書きたい想いもあったのだが、結局書けなかった。そんな中、突然自分のメールボックスに、Artsyという現代アートのサイト…

宮田彩加のミシン刺繍。

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Sayaka Miyata | 宮田彩加18日で終了してしまったのだが、先日、H.P.FRANCE WINDOW GALLERYで宮田彩加の『花を形成するプロット』という展覧会を見てきた。宮田彩加さんは、刺繍ミシンを使って、造形的な作品を生み出している。実は、普段自分は仕事で、衣服…

中国で初のラウリー展が開催される。

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LS Lowry’s work heads to China for the first timeこの記事によると、会場は南京芸術学院美術館。会期は11月14日~12月16日迄。 “中国で初”と書いてあるが、もしかすると、アジアで初めて開催されるラウリー展なのかもしれない。 これ、日本に巡回してくれ…

Hercules Seghers

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ヘルキュレス・セーヘルス(c. 1589 – c. 1638)はオランダ、ハールレム生まれの画家。 同郷の画家では、ファン・デル・ヘルスト、ロイスダールなどがいる。17世紀はオランダ絵画の黄金時代と言われているが、この時代に活躍したにも関わらず、セーヘルスの名…

絵を買った。

人生で初めて絵を購入。 作品は森川美紀さんの『遠い風I』、『遠い風II』。 いつかは画家による本物の絵画を部屋に飾りたいと、以前から密かに願っていたのだが、誰のどんな作品にするかは全く見えていなかった。 実際買って飾ってみて、「へえ、自分ってこ…

世紀末英国美術の魅力

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先行前売券 『夢の英国美術周遊券』発売記念イベント 先日、このようなイベントに参加する事が出来たので、行ってきました。 これは、 テート美術館の至宝「ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢」 [六本木]森アーツセンターギャラリー/2014年1月25…

ラウリーについて

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そうか、現時点でのテート・ブリテンは、ラファエル前派の主要作品は巡回展のために海外へ貸出中だし、ターナー作品はもうすぐ日本にやって来ちゃうから、この辺の作品を目当てに行く人にとっては、かなり物足りない展示内容になっているんだろうな。 ていう…

ラウリー展と、彼に影響を与えた画家。(1)

現在ロンドンのテートブリテンでは、『Lowry and the Painting of Modern Life』という、ラウリーの回顧展が開催されている。(10/20迄) これ、もっと早い時期に知っていたら、ロンドンまで観に行ってたかも。残念ながら知ったのは最近の話なので、潔く行く…

生誕100年 松田正平展 陽だまりの色とかたち

@神奈川県立近代美術館 鎌倉神奈川県立近代美術館 鎌倉 生誕100年 松田正平展 陽だまりの色とかたち ...神奈川県立近代美術館 鎌倉 生誕100年 松田正平展 陽だまりの色とかたち ...神奈川県立近代美術館 鎌倉 生誕100年 松田正平展 陽だまりの色とかたち ...…

プーシキン美術館展 フランス絵画300年

プーシキン美術館展 公式サイト 会期 : 7/6(土)~9/16(月・祝) @横浜美術館 開催日当日に行なわれた、夜間特別展覧会に行って来ました。 ルノワール作品を宣伝ポスター等にした展覧会は年中日本のどこかで開催されているし、今まではどちらかというとそ…

夏目漱石の美術世界展

東京新聞の公式サイト @東京藝術大学美術館 先日この展覧会の『ブロガー特別内覧会』に応募してみたところ、運良く招待されたので、行って参りました。 ※掲載画像は美術館より特別な許可を得て撮影したものです。 夏目漱石の小説をロクに読んだことがなくて…

奥村靫正展 「第2回奥村祭り」

@クリエイションギャラリーG8, ガーディアン・ガーデン 奥村靫正の、デヴュー当時から現在までに手がけた代表的作品を一望し、その全貌を垣間見る展覧会。 5月31日まで。 第一会場であるクリエイションギャラリーG8の方は、YMO祭りと言ってもいい展示内容だ…

牧野邦夫 ―写実の精髄― 展

牧野邦夫展 @練馬区立美術館に行って来た。凄い! エネルギー吸い取られた…。会場の椅子で暫く爆睡しました。こんなに疲労困憊した展覧会もないぞ。 twitter.com/almondeyed/sta…— nobukoさん (@almondeyed) 2013年4月14日 @練馬区立美術館 小林猶治郎展を…

最近見に行った展覧会について。

先週の休日は、自分にしては珍しく、複数の展覧会に足を運びました。 各展覧会の印象を軽く記しておきます。 ぶよぶよ、ぼてぼて ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア @Bunkamura ザ・ミュージアム ルーベンスはふくよかな女性がお好みだった…

小林猶治郎・富田有紀子展

@練馬区立美術館 小林猶治郎(1897-1990)は生涯大きな画壇には所属せず、画塾を開いて子供達に教えたり、高校の美術教師をしながら生涯絵を描き続けていた人だった。 今回は小林猶治郎の孫で、同じく画家の道を歩む富田有紀子との、初の共同展覧会だそうです…

フランシス・ベーコン展

@東京国立近代美術館 保坂健二朗さんによる、フランシス・ベーコン展をめぐるツイート フランシス・ベーコンの絵を、ここまでまとまった量で一気に見るのは初めてだった。 相当過去の話だけど、初めてベーコンの絵を見た時は“衝撃!”の一言だった。しかし年…

『生誕100周年記念 中原淳一展』を見て。

@日本橋三越本店 血色の良くない唇をした少女 『ジュニアそれいゆ』1958年11月号 表紙原画。 中原淳一の絵を知ったのは高校生の頃で、母親が買ってきた『日本の童画』という本によってだった。 そこに、この絵が掲載されていたのだが、ここに描かれている少…

日本・オブジェ 1920-70年代 断章

@うらわ美術館 企画展紹介 『日本オブジェ展』。まるで書き初めのようなチラシ。 “オブジェ”ってどんな表現形態の事を指すのだろう?と思った時に、とりあえず思い浮かぶのは、いわゆる彫刻作品に使われる素材以外の、どちらかと言うと思いがけない素材で作…

モノミナヒカル展 ― 佐藤慶次郎の振動するオブジェ

@多摩美術大学美術館 佐藤慶次郎(1927-2009)は作曲家であり、戦後の日本前衛芸術を率いた実験工房のメンバーだった事もあり、後に独創的なエレクトリック・オブジェを制作するようになった。 このところ実験工房関連の人物をチェックしだしているので、この…

『美術にぶるっ!』展 夜間特別観覧会 11/7(wed)

東京国立近代美術館 60周年記念特別展 『美術にぶるっ!』 ベストセレクション 日本近代美術の100年 自分はブロガーとはとても言えないし、美術関係者の知り合いもいない、ただのいち美術鑑賞者に過ぎないのですが、図々しくもこの夜間特別鑑賞会なるイベン…

藤牧義夫 関連?

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東京都写真美術館で田村彰英『夢の光』展を見てきた。 いくつかのセクションの中に、「赤陽」というタイトルの一角があった。おお、藤牧義夫の作品タイトルではないかと思ったら、まさにその通りだった。 そこに展示されていた大型カメラに古いレンズを取り…

越後妻有アートトリエンナーレに行ってきた。

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012 一度は行ってみたいと思っていたこの芸術祭。 とりあえず、どんなものなのかという事で、日帰りで行ってみた。 滞在日はあまりに暑かったので思考が働かず、ガイドなしの「のりおりバス」にルートをお任せす…

連作 「いばら姫」

「バーン=ジョーンズ展 ―装飾と象徴」を見てきた。 こんなにバーン=ジョーンズの絵を大量に見たのは久しぶりだ。 ラファエル前派の他の画家を見る機会は今までも結構あったんだけど、何故かそういうのは見に行かなかった。 なんでバーン=ジョーンズだと行く…

武蔵野美術大学の展覧会

大辻清司フォトアーカイブ Relation: 継がれるもの ─ 語りえぬもの もう展覧会自体は終わっちゃったんだけど、この2つの展覧会はちょっと心に響くものがあった。 なんとなく、ムサビという大学の立ち位置が見えたというか。 それは実は、通信教育部ではあっ…

報道写真とデザインの父 名取洋之助 ― 日本工房と名取学校

@日比谷図書文化館 報道写真家として名を馳せた名取洋之助が、1933年に設立した「日本工房」での仕事と、終戦後の編集現場、通称「名取学校」で残した仕事にスポットライトを当てた展覧会。 名取洋之助の告別式と偲ぶ会で、仲間によって語られた本人像が面白…

鹿島茂コレクション2 バルビエ✕ラブルール展

@練馬区立美術館 去年行なわれたグランヴィル展に続く鹿島茂コレクション第二弾は、ジョルジュ・バルビエと、ジャン=エミール・ラブルールの展覧会。 待ちに待った展覧会という事で、始まったらすぐ行こうと思っていたにも関わらず、気がつけば会期も残り僅…

すべての僕が沸騰する 村山知義の宇宙

@神奈川県立近代美術館 葉山館 村山知義(1901-1977)の、初期のアヴァンギャルドな芸術活動を中心に、晩年に至るまでの活動を追った、初(!)の本格的な個展。(既に終了) この人は、絵画などの平面的な作品にとどまらず、建築、室内装飾、舞台美術や演出、商業…

生誕100年 藤牧義夫展 モダン都市の光と影

@神奈川県立近代美術館 鎌倉館 見に行った日は、電車に乗りながら、今日は藤牧義夫と村山知義のどっちに行こうかと迷っていた。両方回るにはちょっときつい時間帯だったし、休日はキッチリとした予定を立てたくないタチなので。 結局、自分が見てない「白鬚…

渋谷ユートピア 1900-1945 とか

@渋谷区立松濤美術館 松濤美術館が開館して30年ということで、かつて渋谷に住んだ芸術家達の作品や、渋谷を描いた風景画等を集めた展覧会が開かれている。(29日まで) 展示されている作品の中には、過去に同会場で行われた企画展を思い出させるものが多く、…

池袋モンパルナス展

@板橋区立美術館 この展覧会は、今まで自分が関心を寄せてきて、機会がある毎に作品を見てきた画家や作家さん達が、ゆるやかに繋がっていくような感覚が得られて、とても面白かった。 今回はどちらかというとシュルレアリスム系が充実していて、それも面白く…

さよなら九段下ビル

いちどは入ってみたかった九段下ビル。 結局入れたのは解体直前になってからだった。 しかし、建物全体は回れないようになっていた。 旧フランス大使館の時のイベントみたいなものを想像してはいけなかったようだ。 屋上に展示されていた作品。 古い建物には…

TOYEN 「涜聖の森」展

@LIBRAIRIE6/シス書店 「涜聖」は、(とくせい)って読むのか。知らなかったー。 なかなか日本ではお目にかかる事ができないトワイヤンの作品を間近に見てきました。 シス書店にははじめて行ったんだけど、暗かったせいか看板がよく見えなくて、ちょっと道に…

生誕100年記念 瑛九展

@埼玉県立近代美術館、うらわ美術館 ※2館同時開催 今年は、岡本太郎、瑛九、藤牧義夫、南桂子といった方々の生誕100年展が開催されている。 みんな日野原先生と同い年って事なのか。それはビックリ。 今回、たくさんの瑛九作品を目にすることが出来て嬉しか…

消息不明といわれた方々

安田南 Some Feelingアーティスト: 安田南出版社/メーカー: ブリッジ発売日: 2004/07/25メディア: CD クリック: 8回この商品を含むブログ (3件) を見る 安田南 いま、いずこ この記事に接するまで、安田南というジャズシンガーが存在していたことすら知らな…

プレ展から数えて3回目となるこの美術展。今回は所沢市生涯学習推進センターと、旧所沢市立第2学校給食センターの2会場で開催。 会場として見応えがあったのはやはり、第2会場の旧給食センター。 廃墟好きにはたまらんものがあった。 わたしが行った日は、利…

彫刻家エル・アナツイのアフリカ展

@埼玉県立近代美術館 エル・アナツイ(1944-)はガーナ出身の、現代美術のアーティストという肩書になっているようだけど、作品を見ると、いわゆる民芸品と芸術作品の狭間にあるようなものだな、とつらつら思っていたら、この展覧会は国立民族学博物館から巡回…

牛島憲之 ―至高なる静謐― 展

@渋谷区立松涛美術館 この前、府中市美術館で「江戸の人物画」展を見て来ました。凄く面白かったです。出品リストを見て、前期を見逃した事を後悔しました。レコードに例えるならば、前期はA面で後期はB面のようなセレクト。かな? 府中市美術館に足を踏み…

鹿島茂コレクション1 グランヴィル−19世紀フランス幻想版画展

@練馬区立美術館 グランヴィル[本名:ジャン=イニヤス=イシドール・ジェラール](1803-1847)は、風刺新聞における風刺画や、挿絵の世界で活躍した人。 表現手段はリトグラフや木口木版なんだけど、とにかく細かい!鑑賞中に虫眼鏡が欲しくなったぐらい。 …

シュルレアリスム展 とか

@国立新美術館 展覧会が始まってからすぐに見に行ったんだけど、感想を書きあぐねているうちにどんどん記憶が薄らいできてしまった。 行った日は、文化庁メディア芸術祭も同時開催中だったので、館内は人で溢れていた。 メディア芸術祭の方は混雑ぶりが半端…

カンディンスキーと青騎士展

@三菱一号館美術館 あけましておめでとうございます。 新年最初はこの展覧会に足を運んでみました。 青騎士とは、1912年にヴァシリー・カンディンスキー(1866-1944)とフランツ・マルク(1880-1916)が創刊した芸術雑誌の名前であり、同時に彼らが行なった革新…

―生誕100年記念展― 写真家・名取洋之助

@JCIIフォトサロン・クラブ25 わりかし最近になってこの本に出会い、かなり面白かったので、展覧会があったら是非見たいと思っていたのでした。 名取洋之助(1910-1962)は、日本の報道写真家の草分け。1928年に留学のため渡独。その地ドイツで写真家としての…

ぼくの美術帖 / 原田治

北園克衛の存在を兄弟展の開催で遅ればせながら知り、その流れでようやっとこの本に辿り着いた。 現在、みすず書房の「大人の本棚」シリーズに連なっているこの本は、元々は1982年にPARCO出版から刊行されたもの。 ん?1982年PARCO出版?って事は、もしかし…

橋本平八と北園克衛展

@世田谷美術館 いやぁ、良かった。1920〜30年代の日本美術に興味を持つようになってから結構長いけど、まだまだこの時代の、自分の知らないこんな凄い芸術家がいるんだという事を、まざまざと見せ付けられた展覧会だった。 兄である橋本平八(1897-1935)は伝…

東京国立近代美術館

麻生三郎展と鈴木清展を同時に見れるだけでもかなり濃いのに、所蔵作品展までも濃かったです。4Fは長谷川利行の特集コーナーが設けられていて、初公開作品が展示されていたりして。これ、「開運! なんでも鑑定団」で発見されたお宝だったようで。へ〜と思い…

鈴木清写真展 百の階梯、千の来歴

@東京国立近代美術館 ギャラリー4 鈴木清(1943-2000)という写真家の存在は、この展覧会を見るまで知らなかった。 ただ、チラシの雰囲気に惹かれた。匂いを嗅ぎ付けたという感じか。 調べてみたら、去年開催された「‘文化’資源としての《炭鉱》展」にも、この…

麻生三郎展

@東京国立近代美術館 企画展ギャラリー 麻生三郎(1913-2000)の、没後初となる本格的な回顧展。 去年見た「麻生三郎とそのコレクション」展で展示されていたコレクション作品のチョイスがとても良くて、印象に残っていました。(id:almondeyed:20090923) しか…

馬喰町界隈 メモ

たまにはこの辺で見た展覧会の事を書いておかないと、見に行った事すら忘れてしまいそうになるので、メモ。既に終了しているものが殆どです。 岩田俊彦「個展」 @レントゲンヴェルケ 最近「漆」に惹かれているので、この展覧会はタイムリーだった。 伝統的な…

2010年 美術検定

去年(id:almondeyed:20091116)に引き続き、今年も日曜日に2級を受けてきました。 自己採点をしてみたら、今年もどうやらダメだったようだ。 記憶力が低下しているっていうのは去年も書いたけど、早い話、相変わらず勉強不足なのだ。 ま、半分ネタで受けてい…

陰影礼讃―国立美術館コレクションによる

@国立新美術館 「陰影」をテーマにした展覧会という事で、開催前から結構気になっていたのだが、なかなか見に行けなかった。 最初、「陰影礼讃」というタイトルから勝手に、細かく区切られた部屋で薄明かりのもとに作品を鑑賞する試みなのかとイメージしてい…

稲垣仲静・稔次郎 兄弟展

@練馬区立美術館 2人とも全く知らない人だったのですが、兄稲垣仲静の、「大正時代に活躍した夭折の日本画家」という煽り文句に惹かれて行ってきました。 稲垣仲静(1897-1922)の絵は、いわゆる「デロリ」の系譜だった。代表作である「太夫」の、お歯黒をむき…